2019年4月24日 初搭乗!A321neoのプレミアムクラスで平成最後のフライトを飾る(ANA407便 羽田ー秋田線搭乗記)

搭乗記2019

平成最後はmy favoriteで飾りたい!

2019年4月1日に新元号が発表されて以降、「平成最後の〇〇」という表現が、SNSを中心に数多く見られました。私もそれに習って「平成最後の飛行機搭乗」を遂行すべく、改元直前のゴールデンウィーク前、秋田に帰還するところで飛行機に乗ることにしました。

どの便で秋田へ向かおうかと吟味しつつ、出発の前日、4月23日にANAの運航状況を確認すると、翌24日のANA407便に機材変更でBoeing 777が投入されていることが分かりました。平成最後のフライトとして羽田ー秋田線で777に乗ることができるのであれば、これほど素晴らしいことはありません。早速ANA407便のチケットを抑え、翌日に備えました。

777に乗るためなら多少の出費も厭いません

明けて4月24日、大学の授業が終わってから速攻で仙台駅へと向かい、新幹線で東京へと急ぎました。

この日大学が終わった時刻は14:30。18:10に羽田空港を出発するANA407便に間に合わせるためには、14:57に出発するはやぶさ22号に乗ることが必須条件です。やや時間がタイトでしたが、なんとか飛び乗ったはやぶさ号、東北新幹線の中では再速達の種別ということで、他の種別(やまびこ号、はやて号)よりも数百円高い運賃が設定されています。しかし、777に乗ることができるのであればそれくらいの出費も厭いません。最高速度320km/hでぐんぐん南下しました。

早速アクシデントです…

仙台駅から新幹線で上野駅、そこから上野東京ライン、東海道線直通の普通列車で品川駅、そしてさらに京急線のエアポート急行で羽田空港へとやってきました。仙台駅からの所要時間は約2時間半かかりましたが、そこまでしてでも乗る価値があるというのが私にとっての777なのです。

と、何事もなかったかのように仙台からの行程を書き連ねたわけですが、新橋駅までやってきたところでANAから怪しいメールが届きました。「使用機材の変更に伴い、座席を変更させていただきました」と文面には書いてあります。これは嫌な予感がするぞ…とANAのアプリを開いて運航状況を確認すると、機種の欄にはBoeing 777を示す「772」ではなく、Airbus A321を示す「321」の表記が出ているではありませんか。ここまで来て、まさかまさかの#機材変更のフレンズです。

上野駅から乗車した上野東京ラインが、途中複数回緊急停止したこともあり、品川駅の到着が10分ほど遅れてしまいました。品川駅に到着した時点で、羽田空港の保安検査締め切り時刻通過が厳しくなったこと、そして何より777に乗ることができなくなったことでANA407便に乗る気がかなり失せてしまっていました。しかし、他の便に乗ろうにもまた便変更やら宿泊代やら無駄な出費が増えてしまいますので、取り敢えずA321に変更となったANA407便に乗ろうと、羽田空港へ先を急ぎました。出発時刻の30分ほど前に羽田空港へ到着しました。

羽田空港第2ターミナルでは2018年12月から保安検査の締め切り時刻が出発時刻の15分前から20分前に繰り上げられました。私が羽田空港へ到着したのは17:35、15分の時間があれば荷物を預ける時間も余裕で取ることができましたが、これはあくまで平日の話。同じ夕方でも金曜日や日曜日などの混雑時にはこうはいかなかったでしょう。あまり褒められた行程の組み方ではありません。

保安検査を通過する前に紙のチケットを発行しようと自動チェックイン機に立ち寄りました。早速現れるのはこの非人道的な表示、泣けます。泣きませんでしたけどもw

家族への連絡は「事後報告」です

あまり時間もありませんので、保安検査場通過後まっすぐアサインされた66番搭乗口へ向買いました。幸い、まだ搭乗は始まっていないようでしたので、家族へ連絡を取りつつ、搭乗開始のアナウンスを待ちました。

前回秋田を訪れたときには、事前連絡なしで自宅へ突撃しましたが、今回は秋田到着が19:30頃になるため、「迎えに来てほしい」と懇願しました。つくづく自由奔放なクソガキで申し訳ない気持ちでいっぱいです()

大渋滞のボーディングブリッジ

やがて搭乗開始のアナウンスが流れましたが、携帯電話の充電が底をつきそうだったので、ギリギリまで携帯電話に電気を供給し、最後から2番目に改札を通過しました。

A321は通路が1本しかありません。「ナローボディ機」と呼ばれています。その一方、A321の座席数は194席で、中型機に匹敵するキャパシティを誇ります。小型機の部類に入るAirbus A320の胴体を延長し、多くの座席を積むことを目的にした機体ではありますが、その弊害となるのが搭乗時の通路の渋滞です。通路が1本しかないため、機内の1カ所で通路が詰まってしまうと、ボーディングブリッジまでその詰まりが波及してしまうのです。この日のANA407便は160名程のお客さんがいたようですが、それでもこの詰まりようですから、満席に近い便ですと搭乗時のストレスが多そうな気がします。

ANAでは1998年から2008年にかけてもA321を運航していましたが、その時は全席普通席で195席が設定されていました。(一時、スーパーシートと普通席の2クラスで運航していました)2016年から再び導入されたA321は前方に8席のプレミアムクラスの区画があり、その上で194席という設定ですから、もしプレミアムクラスの設定がなければ200席をオーバーしていたでしょう。因みにCAさんの人数は座席数を目安に決められており、50席に対し1人のCAさんが必要となります。200席を超えると乗務するCAさんを増員させる必要があるため、190席台で抑えられているのかもしれません。

「平成最後」なのでプレミアムクラスにしました

18:10、改札機を通過してから5分ほどかかり、機内へとたどり着きました。今回の座席は、プレミアムクラスの2Aです。使用機材が777だった当初はは3Aでしたが、A321のプレミアムクラスは2列しかありませんので、1列繰り上がりました。保安検査締め切り時刻直前に確認したシートマップでは、私の隣は空席と表示されていましたが、いざ乗ってみると隣の2Cは埋まっており、かつプレミアムクラスで隣どうしが埋まっている唯一の席となってしまいました。引きの悪さは相変わらずのようです(笑)

777ですとプレミアムクラスは21席あり、羽田ー秋田線で全席埋まるということはあまりありません。優雅に1時間を過ごすことができると「平成最後」にかこつけて予約しましたが、A321のプレミアムクラスは8席のみ。プレミアムクラスの乗客は5名でしたので、優雅とは言い難いですね。

GTFのエンジン音を楽しみながら出発

ちなみに前方席からの窓の眺めはこのような感じ。主翼の先についているウイングレットは見ることができますが、エンジンは普通に着席した状態だと、見ることができません。

最後の方に搭乗したため、席に着くとすぐにドアが閉まりました。お決まりの「cabin attendants set slide bar」の業務連絡が流れ、携帯電話を機内モードに切り替えます。

18:17、プッシュバック開始となりました。この日は東日本一帯、午後遅い時間から天候が悪化するということで、予報通り窓には雨粒がつき始めました。

プッシュバックを終えるとエンジンスタート、前方席ですとその音も比較的静かです。搭載しているPW1130G-JMエンジンの重低音ボイスは、つい聞き入ってしまいますよね!

この時の羽田空港は南風運用。北へ向かう便はC滑走路、RWY16Lから離陸します。北風運用時でもC滑走路から離陸するのは変わりませんので、基本的にANA便をはじめとする第2ターミナルを使用する航空会社では利便性が高いです。

夜の帳が下りつつある羽田空港、これから2時間ほどは出発便のラッシュの時間帯を迎えます。我がANA407便もしっかり離陸の渋滞に捕まっており、牛歩しながら滑走路へと向かっていきました。

ようやくC滑走路へと繋がるC10誘導路へとやってきた…と思うと、隣のC11誘導路にはJALの767の姿がありました。このC10とC11の両誘導路を使い、第1ターミナル方面から来た出発便と第2ターミナルから来た出発便を捌いていきます。C滑走路から南へ向かって離陸する場合は、C滑走路の延長線上で交差するD滑走路の着陸便との間隔もとる必要があり、複雑な管制が求められます。

先に離陸を待っていたJALの767が離陸したのち、こちらも滑走路へと入りました。離陸前のアナウンスによると秋田空港への到着時刻は19:20頃の予定ということで、この時点で既に5分遅れる見込みのようでした。

18:41、離陸となりました。離陸後1分もしないうちに雲へと突っ込み、夜景は全く楽しむことができませんでした。

雲の中ではトコトコと揺れる程度で、前回羽田空港からA321で離陸した際のようにガタガタ揺れるということはありませんでした。あまりA321の揺れ方が好きではないので、見直してくれ!と飛行機から言われているようでした(笑)

18:52、離陸から11分後にベルトサインが消灯しました。ここで巡航高度の23,000feetに達したようで、水平飛行へと移りました。この時点で、飛行機は既に栃木県那須の上空までやってきており、残りの飛行時間もあまりありません。普通席ではカートによるドリンクサービスが行われない旨のアナウンスも流れていました。
気流が悪く揺れるためにドリンクサービスが行われないことはありますが、飛行時間が短いためという理由でカートが使用されないのはこの路線では珍しい気がします。

そして、地上の様子は相変わらず、全く伺うことができませんでした。西の空の切れ間からかろうじて明るいところが見えていますが、上からも下からも雲にサンドイッチされた高度を飛行していきました。

テーブルのサイズがちょうどいいA321のプレミアムクラス

普通席では何やら事情が異なるようですが、プレミアムクラスで「飯抜きです。ゴメンナサイ」ということは余程のことがない限りありません。普通席との仕切りのカーテンも閉じられ、前方席だけの区画が出来上がります。 「お食事をご用意致しますのでテーブルを出してお待ちください」と言われ、左の肘掛にあるインアームドテーブルを引き出しました。テーブルのサイズが比較できるように安全のしおりくんに登場してもらいましたが、縦の長さは意外と短いようです。

ANAのプレミアムクラスには複数の種類の座席がありますが、777、737-800、767、787などの殆どに装備されている座席のテーブルと比較すると小さいですね。ただ、これでもノートパソコンを用いた作業、そして機内食のトレーを置くには十分です。寧ろ、最大勢力の座席のテーブルが大きすぎるように個人的には思います。

「neo」になるとモニターも付きます

今回搭乗しているA321neoは、「ANAの国内線仕様機材としては初めて、全席に個人用モニターを備えた機材」として注目を浴びました。(デビューしたての頃の787も暫定国内線仕様機として全席にモニターが装備されていましたが、純国内線仕様機としては初)
プレミアムクラスでは内側の肘掛にモニターが収納されており、肘掛の内側にあるボタンを長押しすることで所定の位置まで出てきます。最初、モニターの出し方が分からず、力づくで出そうと試みたのですが、破壊してしまうとマズイのでやめておきました(笑)

以前は、機内誌の後ろの方やプレミアムクラスのサービスガイドに、座席の使い方が書かれた項目があった気がするのですが、いつからか無くなってしまったようです。プレミアムクラスに乗るためには予習が大事というわけですね

このモニターですが、肘掛の内側に収納されていることを除けば普通席に装備されているものと変わりません。ネックとなるのが、離着陸時には収納しておかなければならないことが挙げられます。ヲタク心理としては常時マップや機外カメラをモニターしておきたいというものがありますので、そういった層にはA321neoのプレミアムクラスはオススメできません。それに加えて、こちらのモニター、私の扱い方が悪かったのか分かりませんがやたらとレスポンスが悪かったです…タッチするのにコツがいるモニターでした(笑)

そしてお待ちかねのご飯がやってきました。
メニューは
・玉子焼き・鮭西京焼き・桜海老団子・飛龍頭、八幡蒟蒻煮、桜・宇和島じゃこ天、花びら百合根
・天豆チーズ・アスパラガス・木の芽味噌掛け・白檀
・鯛めし・味噌汁
というラインナップ。飲み物はカボスジュースをオーダーしました。

鮭を最後に残して幕の内弁当でよく見る鮭ご飯のようにして食べました。美味しかったですね。今回監修しているのは愛媛県の「栴檀」という料理旅館だそうです。宇和島じゃこ天が入っているのは地元産品を使おうという意思の表れでしょうか(笑)

メニューを見る限り、今回は比較的良心的なメニューで、私のようなクソガキでも分かる食材が並んでいたのが良かったです。和食好きにはたまりません。正直、変な飲み会を4、5回断ってでも、こういったリッチな料亭でご飯をいただきたい人生ですね

食事を終えてぼーっとしていると、「お味噌汁のお代わりいかがですかー?」と尋ねられたので、オーダーしました。飲み物のお代わりやスープメニューを勧められたことはありますが、味噌汁単品のお代わりは始めてな気がします。 「揺れておりますので紙コップで…」とこんな感じで2杯目の味噌汁がやってきました。

2017年の秋にプレミアムクラスのサービスが改定される前までは、味噌汁はお椀ではなく紙コップで提供されていたため、ちょっと懐かしくなりました。紙コップも普通席のものとは異なり、グレーの色が施されている、プレミアムクラス専用のものです。

機内食のトレーが撤収するとテーブルの役目が終わります。

テーブルは2つ折りにすることができ、畳むとドリンクホルダーの縁が現れました。比較的長距離の路線ではここにドリンクとお菓子を置いたり、那覇線などではアイスを置いたりとカクテルテーブルのように使うことが想定されているのでしょう。もっとも羽田ー秋田線の様な路線では縁もゆかりもない話ですが(笑)

宴会が終わり、降下します

19:06にベルトサインが点灯し、19:14には着陸態勢に入りました。結局終始、下の景色の様子は殆ど見ることなく終わってしまいました。降下中はあまり揺れることもなく、のんびりと時間が過ぎて行きました。味噌汁をすすっている時にはガタガタ揺れていたのを考えると、天使もいたずらが過ぎましたね(笑)

そのような中、秋田空港へ降下中は雲の切れ間から西日に照らされまだ明るさを保っている空が見え、平成最後にふさわしい、心が洗われるような景色を拝むことができ良かったなと思うことができた次第です。

2019/4/24 ANA407 秋田空港着陸

秋田空港への着陸はRWY28へ19:27でした。着陸態勢に入った際に、降下時は揺れるとのアナウンスも入りましたが、そこまで目立った揺れもありませんでした。

関東上空とは打って変わって天気が良かった秋田上空、遠くからでも秋田空港の姿を見ることができました。

到着時刻は19:32、定刻より17分の遅れとなりましたが、この程度の遅れであれば大したこともありません。しかしながら、折り返し便のANA410便は定刻だと19:55となっているため、現場のスタッフさんからすると大変だったのかもしれません。

降り側にCAさんから「あまり今日は(飛行時間が短く)サービス出来ず、申し訳ございませんでした」と話しかけていただいたので、「いえいえ、今日はトリプルセブンに乗りたくて来たんですよねえ」と返すと、「それは申し訳ございません(中略)でも、トリプルセブンはいつでも乗れるから、今日はこれで正解よ!」となんだか励まされてしまったので、気分良くボーディングブリッジを駆け上がりました。時々いらっしゃるノリの良いCAさん、大好きです!!

いつでも乗れるとのお言葉通り、秋田空港にもっと777がやってくることを願わずにはいられません。

A321neo’sプレミアムクラス大解剖

特に急ぐ用事もなく、かつ預けた荷物が出てくるまで時間がかかるため最後にのんびり降機しました。
座席の写真も撮ったのですが、アップすぎて使い物にならないため、以前同型機に乗った際に撮影したもので代用します。座席自体はそこまで高級感いっぱいと言うわけでもなく…と言ってしまうとバチが当たりそうなので、超高級感に満ちたと表現しておきます。

先日ANAの新しいプレミアムクラスのシートが発表されました。てっきりこのタイプのシートが今後スタンダードになるかと思いきや、また新しいシートが登場するようです。機種によって様々異なるタイプのシートを体験することができるのは、ヲタクに撮っては喜ばしいことですね。

座席周りについて少々ご紹介。
隣の席との仕切りの間にはリクライニングのボタンとオーディオのコントロールパネルがあります。リクライニングは勿論電動リクライニングですので、ボタンをポチッと操作するだけで勝手に動いてくれます。

オーディオについては、アームレストの内側に収納されているパーソナルモニターと連動しているため、モニターを使わずに音楽をイアホンだけで楽しむと言うことはできないようでした。(間違っていたらすみません)

そして、アームレストの内側に入っているパーソナルモニターがこちらです。手前のカバーを開けるとその姿が現れます。何も知らずに乗ると”なんだこれ”という反応になってしまわざるを得ないと思いますので、事前の予習、復習をしっかりと行うことが推奨されます。

こちらがモニターを出すボタン。隣の席側の肘掛内側にあります。出す時が電動なら、しまう時はどうなのかと言いますと、しまう時は力技、手動で収納します。
電動で所定の位置まで出たら、再び押すと収納されるのでは?とボタンをいじってみましたが、収納する機能は付いていないようです。

初めてこの座席を利用したので色々と手こずってしまいましたが、サイトなどを漁っても詳しい座席の使用方法などが出ていないんですよねえ、もしかしたらモニターが存在すること自体わからないままフライトを終えてしまうなんてこともあるかもしれません(笑)

羽田空港に到着した時点で、マザー氏から「今日いつ帰ってくるんだ?もしかしてまた羽田にいるのか?」と電話が来ていました。相変わらず勘の鋭いマザー氏、下手に嘘をついても面倒なだけなので正直に話すとファザー氏を遣わすから待っているようにと言われました。我が家は平成末期でも絶対王政が貫かれており、私とファザー氏は奴隷のような生活を送っているのですが、従順な方が何かと生活しやすいものです。

と、我が家の家庭事情はさておき、空港にはファザー氏がお出迎えに来ていたのでリムジンバスへの出費をすることなく帰還となりました。リムジンバスですと秋田駅まで30分程かかりますが、我が家まで直接向かっても同じくらいで着いてしまいます。時間「だけを」考慮したら圧倒的後者です。

最後に本日の搭乗機についてご紹介。

今回お世話になったのはANAのA321-200neoの中では10号機にあたるJA140A。2018年12月導入と、機齢は搭乗時の時点で5ヶ月弱という新品でした。搭載するエンジンのトラブルの関係で、当初予定よりも納入ペースが遅れているというANAのA320neo、A321neoですが、機内の新しさという点に関しては国内線機材では右に出る機体が今のところないという状態ですので、「新型機」と呼んでも問題のない早いうちに一度体験されるのが良いでしょう。

お隣の2番スポットには新千歳からのJAL2827便が到着していました。76人乗りのE170、ブラジル製のリージョナルジェットです。

秋田空港開港当初から就航し、一時期は羽田線に次いで秋田空港発着便の中で利用者数が多かった秋田ー新千歳線ですが、ここ最近は特に閑散期の搭乗率が悪く、JAL単体でも3割から4割で推移するということもザラにあります。一般的に航空路線の採算ラインは大手キャリアで6〜7割と言われているため、閑散期を中心に一層の需要喚起が必要なものと思われます。皆さん乗りましょう。

デッキから再び下に降りて帰路につきました。国際線ターミナルの案内板、航空会社のロゴが入るプレートにはこれまで大韓航空のロゴが入っていましたが、いつのまにか「国際線ターミナル」となんの変哲も無い文字に置き換えられていました。大韓航空のソウル線の運休が継続していること、そして今年から台湾の遠東航空が定期チャーター便として新たに就航していることもあり大韓航空のロゴを削除したものと思われます。大韓航空については、名目上運休扱いにはなっていますが、秋田支店を青森支店に統合するなど、実質的には路線廃止と捉えても差し支えない状況が続いているため、この変更は妥当なものと思われます。

秋田空港以外の地方空港でも、韓国の大手キャリアがソウル便を運航していたものが一時廃止となり、新たに韓国のLCCが就航するという例もあります。ソウル便にこだわりたいのであれば、他社、特にLCCへのアプローチも考えた方がいいでしょう。

最後に

というわけで平成最後の搭乗記はこれにて終了です。平成の時代は、搭乗回数251回(国内線249、国際線2)、最多搭乗機種:767-300(73回)、最多搭乗路線:羽田ー秋田線(101回)でした。令和は国際線に乗りまくりたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

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