2019年9月16日 ANA406便搭乗記 ウォーミングアップFLT

搭乗記2019

長距離フライトへ向けてのウォーミングアップ

9月は毎週のようにどこかしらへ移動しており、1週目は半分真面目な用事で東京へ、2週目は大学のゼミの合宿で東京、そのついでに沖縄へ、そしてこの3週目は一気に距離が伸びてホノルルへと向かうことになっていました。予定を入れている段階では、”毎週どこかへ行くなんてシュールでオモロイやん”くらいの感覚でしたが、よく考えると毎週搭乗目的で秋田空港へ出向くことになる時点で色々おかしいです。

というわけで9月16日は、ホノルルのダニエル.K.イノウエ国際空港へ向かうべく再び秋田空港へやってきました。ホノルルへ向かうのは成田空港発のANA182便ですので、一先ず東京へ移動しなければなりません。長距離フライトへのアップを兼ねて移動便のANA406便搭乗記からホノルル旅行記スタートです。

9月3回目のANA406便で上京

8月31日、9月9日そして9月16日とほぼ3週続けて羽田空港へ向かう便として選ばれたのはANA406便でした。(某お茶のCMのような表現になってしまいましたが…) 機材は2週続けてのA321。9月の秋田ー羽田線は基本的にA321以外の機材が投入されていないため、これは必然とも言えます。当日は出発30分前に空港へとやってきました。既に搭乗機は羽田空港から到着しており、出発準備の真っ最中です。機材はA321-272N、JA135A。初搭乗の飛行機でテンションがやや上がります。1週間前の2レグ分は共に搭乗済みのA321ceoがアサインされましたので、その喜びもひとしおです。

混雑した保安検査場を通過…

搭乗機の写真を撮影し、保安検査場へと向かいました。今回搭乗のANA406便がほぼ満席ということもあり、保安検査場はかなり混雑していました。最近満席近い飛行機にしか乗っていないため、割とストレスフルなヒコーキライフを送っていたのですが、保安検査場からこのザマだと困ってしまいますね……
もちろん列に並んでいるうちに事前改札、優先搭乗はとっくに終わり、一般客の搭乗も終わりに近づいた頃にようやく保安検査場を通過しました。この時点で時刻は11:35、まだ出発時刻には余裕があります。

3週連続でもう見飽きてしまった搭乗口上の出発便案内板。同じ路線に乗るだけならまだしも、便名や機体までもが同じとなるとファン心理としてはかなりつまらないものがあります。自分でチケットの購入、発券しているため全て私自身のせいなのですが、、(笑)

満席のキャビンへ

搭乗は11:40。今回の座席は6Aです。当初は後方席を予約していたのですが、出発前に空きが発生したためこちらに変更しました。満席便であれば前方席の方が早く出られて良いですよね。11:43にドアが閉まり、定刻よりも4分早く11:46にはプッシュバック開始となりました。機首を東に向けてプッシュバック。A321neoご自慢のPW1130G-JMエンジンが放屁するような音を立ててエンジンスタート、今回は父と乗っているため”屁こいてるみたいやなあ”とブツブツ言っていました。父にはスルーされました。

滑走路へと移動中、伊丹空港からのダッシュ8がT2誘導路でこちらの通過を待っていました。存在に気づかなかったのでどのように降りてきたのかは分かりませんが、スポットの関係から滑走路でUターンしていたのかもしれません。

こういった小型機であれば、滑走路上で転回して、滑走路を逆走して誘導路に出るという運用も稀によく見られますよね。以前はERJでも見た記憶があります。

大都会秋田の良さを再認識しつつ離陸

11:54、秋田空港RWY28から離陸となりました。先日搭乗したA321ceoとは異なる高バイパス比のエンジンらしい音を奏でながら上昇していきます。秋田空港のRWY28を離陸して羽田空港へ向かう場合は、大抵は離陸後すぐに左へ旋回していきますが、今回は日本海上空まで滑走路方位で上昇したのち左旋回となりました。日本海岸が綺麗な弧を描いている様子がよくわかります。

“秋田の魅力は何か”と最近よく考えるのですが、綺麗に整った海岸線も魅力の一つに挙げられますよね。勿論綺麗で海水浴場が多数あるという強みが筆頭に挙げられますが、他にも綺麗な海岸線を強みとして活かすことができる分野は発掘のしがいがありそうです。

Wi-Fi故障も最新鋭機の機能に救われる

秋田沖の日本海上空で雲を一層抜け、雲の上に出ました。秋田上空付近はその上は青空が広がっていましたが、南に向かうにつれて高い高度にも雲が見え始めました。機内アナウンスによると、羽田空港到着まで揺れることが予想されるため、普通席でのドリンクサービスは冷たい飲料に限られるということでした。先日の台風フライト時にはドリンクサービスすらありませんでしたから、それを考えるとまだ良いのかもしれません。

せっかくのA321でのフライトですが、あいにくWi-Fiが故障していました。飛行機は右へ左へ旋回をしまくっていたため、どこを飛んでいるのか気になっていたのですが、フライトレーダーへ接続することができません。しかしそこは最新鋭のA321neo。各座席にパーソナルモニターが装備されているため、飛行位置もバッチリ確認することができました。飛行機は鳥海山の真上を飛行し、庄内平野の東の端をかすめるように南下しているようでした。

上も雲、下も雲と雲の間で飛行しているため撮るものもありません、こういう時には機内エンターテイメントを楽しむに限ります。9月はこれでANAに乗るのが6回目で、オーディオプログラム9chの”Music Travel-70’s&80’s”を腐る程聴いていたため、そろそろ国内線のオーディオプログラムに飽き始めていたのですが、今回はモニター付きのA321neoということで独自のプログラムも用意されていました。夏はやっぱりサザンだろ、というわけでサザンオールスターズのプログラムをチョイスしました。もう9月も半ばですが(笑)


昨年の8月も大量に飛行機に搭乗したのですが、その時も7chの”サザンオールスターズスペシャル”を何周もしていたのを思い出しました。隣に知っている同行者がいるとつい口パクで歌を口ずさんでしまいますよね。一人で乗っているときはやめた方がいいです()

ドリンクサービスはアナウンス通り冷たい飲み物のみの提供でした。私はいつも通りお茶をオーダー。A321neoのテーブルは個人用モニターの配置の都合上、2つ折りになっていますが、紙コップを置くだけであれば半分のサイズで十分です。もっとも、この日はそこそこ揺れが続いていたため、しっかりホールドしてくれる穴に入れた方が無難といえば無難です。

12:12にはコックピットからアナウンスが入り、巡航高度20,000feetで飛行中、13:00前後到着予定、到着予定スポットは71番ということは聞こえたのですが、予想以上にスピーカーから音が聞こえづらく、それ以外何を仰られているのか聞こえませんでした……

飛行機は20,000feet、18,000feet、16,000feetと羽田空港に近づくにつれ高度を下げつつ飛行していきました。12:25に日光上空を通過した付近で16,000feetから着陸に向けた降下が始まりました。

雨雲の中を降下

12:31、COLORポイントで大きく右に旋回しました。ここからは羽田空港のSTAR通りに進入してくれるはずです。シートモニターにマップを表示して現在地をモニターしながら飛行することができていますが、何もない状態で様々判断して飛行するのは難しそうです。ちょうど成田空港の脇を通過した時には雲の中を上昇していくA330らしき飛行機の姿が見えました。これから向かう成田空港の方も天気はあまりよろしくなさそうです……

12:37、シップは千葉県上空に達し、雲の中で高度を下げ続けています。雨雲を通過した時に窓には雨水が付き、鬼のようなスピードで後方に流れ去っていきました。千葉県ではつい先日の台風で被害が出たばかりですが、この日も千葉県上空には雨雲が停滞しているようです。自然相手ですのでこればかりはどうしようもありません……
現地では屋根にブルーシートなどを被せ、応急処置に追われているようですが、安全に作業することができる人員にも限りがあるようで、思うように応急処置が行えないという実態もあるようです。

12:43、羽田空港C滑走路RWY34Rへ向けて雨雲の中を右へ旋回します。羽田空港のRWY34Rへは機首方位337度(惜しいですが阪神は関係ありません)で進入するようチャートに記載があります。その通り機首方位が337度になるように旋回したところで旋回終了。あとはまっすぐ降りていくだけ、簡単です。(写真は見栄えがいいので333度のところを撮影しましたが)

雨の羽田空港に着陸

東京湾上、東京湾アクアラインの風の塔が見える付近でようやく雲を抜け、12:48に羽田空港RWY34Rに着陸しました。飛行時間は54分でした。意外と山形、福島上空を経由するのと同じような時間で羽田空港までやってくることができました。

着陸前にはミュンヘン行き、ANA217便B787-9の姿が見えました。この日はR2-D2 JETでの運航ということで、特徴的なその塗装は着陸の前から機外のカメラからよく見ることができました。散々撮影してはいますが、乗る機会が今後現れるのか…

12:53、71番スポットに到着となりました。出発と到着も定刻より早い運航ということで、”満席便かつA321運航便は何かと時間がかかってしまう”という悪い印象が少し払拭されました。飛行機の降り方で最も効率が良いのは、前方席客から順に下ろすというものが挙げられます。結局のところ、秩序よく、順に習ってが一番なのかもしれませんね。

1週間前の9月9日にANA406便で羽田空港に降り立った時同様、到着コンコースには他の便で到着した方の姿はまばらでした。羽田空港第2ターミナルの到着コンコースには、動く歩道と普通の歩道が併設されていますが、その普通の歩道側のど真ん中に鉢植えがディスプレイされていました。あまりにも変な所へ置かれていたためつい写真を写真を撮ってしまいました。混雑時間帯にはなんだか邪魔になってしまいそうですが、この後撤去されたのでしょうか…気になります。

というわけで到着ロビーへ出ました。我がANA406便は8分の早着との表示が出ています。北から羽田空港へやってくる便は総じて早着傾向ですね。千歳からの4718便は15分も早着です。素晴らしい定時運航っぷりです。早く到着しすぎてしまうと、スポットの空き待ちなどの時間が発生してしまうことも多々ありますが、早着してスポットへも待ち時間なしで入ることができれば、当初の予定よりも1本早い電車に乗ることができたり、時間に余裕が生まれたりと乗客側にとってはメリットも多いですよね。

この後はホノルルへ向けて成田空港へ移動することになるわけですが、成田空港到着予定時刻は16時近く、これでは空腹で大変だということで一旦羽田空港で腹ごしらえをしたのち決戦の地、Naritaへ向かうことになりました。

今回はここまでにします。最後までお読みいただきありがとうございました。

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