2018年8月29日 乗り継ぎギリギリ博打Flight(ANA462便 那覇ー羽田線搭乗記)

搭乗記2018

毎度御用達格安航空券で帰ります

石垣空港を出発し、那覇空港までやってきました。時刻はまだ朝の10時ですが、早速この日2レグ目へと出陣しました。

2020年7月平日の那覇ー秋田間のバリュートランジット運賃例。最安運賃は¥16,900で発売されている。
那覇発が夕方となると、一気に¥10,000ほど価格が上昇する。

これから搭乗するのはANA462便、羽田空港行き。この日のうちに羽田空港で再び乗り継ぎ、秋田空港まで向かうことになっていました。

那覇から秋田までの乗継旅割運賃(現:バリュートランジット28)は複数の便同士の組み合わせが設定されていますが、那覇を午前中に出発するANA462便発のパターンが、他と比較して¥10,000以上安く設定されているためこれを逃すわけにはいきません。ANA462便は、単体でも那覇ー羽田線の中で運賃が安く設定されており、いつも重宝して使っている便でもあります。同じ便ばかり乗っていると、飽きが来るのも正直否めないところですが、お金には敵いません(笑)

夏休みは平日でも大混雑@那覇空港

石垣空港から那覇空港へやってきまして、ここでの乗り継ぎ時間は1時間5分でした。この程度の乗り継ぎ時間であれば、制限エリアから出る必要もありませんが、お土産を買ってくるように頼まれたため一旦制限エリアから脱出。ちん〇こうやら沖縄限定〇っちょやらを買い込みました。

ついでに紙のチケットも発行しようと、ターミナル3階の自動チェックイン機へ足を延ばしたのですが、手荷物を預ける人の数の多いこと多いこと…空いていれば、お土産を詰め込んだ紙袋だけでも預けようかと考えていましたが、上級会員用の優先カウンターでさえも人の列ができていたので、それはやめました。夏休み期間中とは言え、平日の午前中でこの混雑っぷりを呈するのは、さすがの一言に尽きます。

カウンターが混んでいれば保安検査場も混んでいるということで、やっとの思いで保安検査場を通過、制限エリア内へ帰ってきました。制限エリアへ逆戻りするのに手間がかかってしまうと、出てしまったことを後悔してしまいますよね。結果論に過ぎませんが…(笑)

搭乗口に向かう途中にラウンジにも立ち寄ってみました。しかし、11:00過ぎに羽田、伊丹、福岡の各主要空港への満席便が続くせいかラウンジもほぼ満席。混雑しているところが嫌いなので、そそくさと撤収してアサインされた33番搭乗口の脇に陣取りました。

今回搭乗するANA462便の出発時刻は11:05。搭乗開始が10:45の予定でしたので、搭乗開始のアナウンスを待っていると、突然地上係員さんから呼び出しがかかりました。どうやら出発準備に時間がかかり出発が遅れるため、最悪羽田で予定の便に乗り継げない可能性があるというお話でした。私が特に何かやらかしたわけでは無かったので良かったのですが、冒頭で「飽きが来ていた」と示したようにこの類のイレギュラー事案は大歓迎です(笑)

ANA側が提示している便同士の組み合わせで乗り継ぎ予定でしたので、乗り継げなかった場合はそのまま次便に振り替えと言うことでしたが、振り替え自体は羽田空港到着後の判断となるということでした。ある意味このフライトが一層楽しみになってきました

この先の予定に関わる大事なフライトとなる今回のANA462便ですが、搭乗機は初搭乗のBoeing 777-381(JA755A)がアサインされていました。

7機しか在籍していないANAの777-300ですが、なかなか乗ることが叶わず最後まで残った2機、JA755AとJA757Aのうち、先に古いJA755Aに乗ることができたことは大きな収穫でした。

本来の定刻11:05を3分過ぎた11:08、機内へ潜入しました。今回の座席は16A、主翼の前方です。

ご存知のように、ANAの777(国内線仕様機)には基本型の777-200/ERと胴体延長型の777-300の2タイプがあります。777-200の16Aですと、真横にエンジンがかかり十分に景色を楽しむことができませんが、777-200よりも10m長い777-300であれば、主翼により景色が遮られるということもありません。胴体の長さが異なる両機種では、同じ座席番号でも景色の見やすさにはかなり差があります。

やはり夏休み期間中の那覇ー羽田線ということで搭乗に時間がかかり、結局ドアクローズは11:22。定刻から23分遅れた11:28にプッシュバック開始となりました。

定刻通りで運航しても、羽田空港での乗り継ぎ時間は30分しかないため、「これで乗継失敗の機運がいっそう高まって来たな…」と内心思いつつ、滑走路へと向かっていきました。満席の777-300、500人以上がいるキャビンの中で私が一番不純なことを考えていたに違いありません()

意外とすんなり離陸できました

那覇空港は、朝夕よりも日中、特にお昼頃から数時間が混雑します。この便も出発が遅れたため、その混雑時間帯に足を踏み入れかけていました。いくら遅延している便とはいえ、地上での混雑に巻き込まれてしまっては為す術がありません。これでもう羽田空港の乗り継ぎは困難か…と思ったのもつかの間、誘導路上に他の飛行機は一切いませんでした(笑)

相変わらず南風運用の那覇空港、ターミナルからは滑走路へはすぐにたどり着きました。滑走路前で待機することなく、E1誘導路からすぐに滑走路へとline up。離陸滑走を開始しました。
出発までは時間がかかりましたが、出発から離陸までは本当にすぐでした(本当にすぐでした。大切なことなので2回言いましたw

11:36、那覇空港のRWY18から離陸しまして、絶対に負けられない戦い(何の?)の口火が切られました。羽田空港までの飛行時間は、夏場ですとそう簡単に2時間は切れません。この時点で着陸予定時刻は早くとも13:30は過ぎることになっていましたが、どうなることやら…私にはどうすることもできません(笑)

それにしても、満席の777-300ともなると離陸の際にもかなり重量感を感じることができますね。(言うだけならなんとでも表現可能です)

離陸後のSIDはSARTA TWO DEPARTURE。沖縄本島を左手に旋回し、進路を北東へ向けました。

この付近は2018年内ですでに何度も見ているため特記すべきこともありませんが、少なくとも天気が良いほうが映えるのは確かです。沖縄本島の西岸に広がるサンゴ礁をみつつ、那覇空港に別れを告げました。

離陸から6分経った11:42、ベルトサインが消灯しました。

飛行機はまだ沖縄本島中部、沖縄市の南付近を通過中。アナウンスによると羽田空港到着予定時刻は13:50ということで、乗継の可否についてはやはり厳しい雰囲気が漂ってきていました。

島でも見て落ち着きましょう

SID通り鹿児島県の離島の南側上空を飛行する飛行機からは、幸い天候が良くその島々の様子がよく見ることができました。今後の予定を気にしても仕方がないので、のんびり離島の様子でも眺めることにしました。この8月は既に何度もこの付近をフライトしていたため、見慣れた光景でもありました。

まず真っ先に見えてきたのは、与論島。鹿児島の離島の中では、最も沖縄寄りにある与論島は、全島が与論町に属しており、人口は約5,000人です。島の東側にサンゴ礁が広がっているのが特徴的ですね。
サンゴ礁と一言にいっても、その種類により、裾礁、堡礁、環礁と3つに分類されます。与論島のように島とサンゴ礁がくっついているように見えるのは、裾礁ですね。

続いて見えてきたのは沖永良部島。沖永良部島は和泊町と知名町の2町で構成されており、人口は約13,000人です。時刻表で見慣れている「沖永良部」という自治体の名前は存在しないのですね。

今回の往路で利用したギャラクシーフライトでも、この沖永良部島が見えていました。毎回羽田ー那覇線では見えているのかと言うとそうでもなく、8月25日に羽田空港から那覇空港へと向かった時には、ほぼ真上を通過したため全く見ることができませんでした。

島シリーズは続きます。

続いて見えてきたのは徳之島…ですが、見事に島の上に雲がかかってしまいました。

この付近でこの日の巡航高度である35,000feetまで上昇完了。事前にキャプテンからアナウンスがあったように、揺れることも無く快適なフライトが続きました。

毎回恒例、暇な時間帯に突入

12:54、飛行機は巡航高度の35,000feetを保ったまま、ひたすら羽田空港を目指していました。地図を見れば分かることではありますが、鹿児島の離島を過ぎると本州に近づくまでは、ひたすら太平洋上の飛行が続くため、景色も見ることができず正直退屈です(笑)

しかしながら、現在は機内Wi-Fiなる万物が存在するため、Twitterを眺めたりと時間をつぶす手段が増えたのはありがたいことです。夏休みシーズンでほぼ満席のキャビン、私の隣2席も埋まっており身動きが取れない状況ではありましたが、頑張っているPW4090エンジンを時々見ながら時間の経過を待ちました。

心の中では到着しました

私がボケーっと座っている間にも、飛行機は頑張って羽田空港まで向かってくれていました。離陸から1時間40分ほど経ったところで、富士山が見えてきました。富士山の見え方にはツッコまないでください。頂上付近の特徴的な形がちらっと見えているだけでも、それが富士山であることが分かります

那覇ー羽田線でここまで来ると、正直到着したも同然です。フライトが終盤に差し掛かっていることを感じさせられました。

start to descend

20180829 NH462 (15)

羽田空港に近づいてくると、いつまでも35,000feetで飛行している訳にはいきません。先ほどの富士山が見えてすぐ、降下開始となりました。

降下中も、なかなか下の景色の様子を見ることはできませんでした。離陸後から鹿児島県の離島を見るところまでは良かったのですが、関東地方の天候はあまりよろしくなかったようです…

13:31、主翼前縁のフラップも展開され、いよいよ着陸が近づいてきました。エンジンの推力も頻繁に変わるフェーズに入り、PW4090エンジン特有の「あの」音が良く聞こえてきました。航空エンジン界隈限界の皆さんにとっては、フライト中でも1、2を争う程の興奮する時間帯なのではないでしょうか(笑)

下の景色が見えていれば、房総半島の緑が生い茂っている様子をよく見ることができたように思いますが、ここまで来てもそれらは雲に阻まれたままでした。この日の雲はかなり低いようでした。

ようやく雲を抜けると飛行機は既に東京湾上空を横断し終えようかというところまで来ていました。

フラップも車輪も下ろし、川崎市の浮島を見ながらアプローチを継続。機内のモニターにも機外カメラで前方にこれから着陸するA滑走路の姿が映し出されていました。

飛行時間2時間切りを達成しました

13:35、羽田空港のRWY34Lに着陸しました。飛行時間は1時間59分と夏場にも関わらず2時間を割ってしまいました。驚異的な遅延回復です(笑)
ここから第2ターミナルまでは10分も掛からないでしょう。14:05発の便であれば余裕で乗り継ぐことができてしまいそうです。

5月に今回と同様、ANA462便とANA405便の乗継をした際は、ANA462便の着陸が第2ターミナル寄りのC滑走路、RWY34Rだったのでかなり余裕がありました。一方今回は、大幅に遅延していたにも関わらず強運を発揮することはなく、通常通りRWY34Lへの着陸でした。なかなか都合よく話は進みませんね…

間に合いました(笑)

羽田空港に着陸した飛行機は、A滑走路からA9、A、J、E誘導路を経由して第2ターミナルへと移動しました。

到着のスポットは63番。E誘導路からE6誘導路へと曲がったところで時刻は13:41となっていました。丁度67番スポットには、これから乗り継ぐ予定の秋田行き、ANA405便のA321の姿がありました。まだ出発20分以上前と言うことでカーゴドアもフルオープン、どうやら間に合ってしまったようです(笑)

そんなこんなで13:43、羽田空港第2ターミナル63番スポットに到着しました。ブロックタイムは2時間15分でした。所定のブロックタイムは2時間30分ですので、そこだけ見れば予定より15分も早かったという結果に終わりました。那覇空港出発の時点で23分の遅れがありましたが、羽田空港到着ではそれを15分縮め、定刻よりも8分遅れでの到着となりました。

結局14:05発の秋田行きANA405便にも無事に乗り継げてしまうようで、ボーディングブリッジのところでお待ちしていただいていたグランドスタッフさんに連れられ、1枚上の写真に写るA321へと向かったのでした。

次回は一気に秋田空港まで北上します。最後までお読みいただきありがとうございました。

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