2018年5月18日 日本周遊PLT修行前哨戦(ANA3234便 仙台ー成田線搭乗記)

搭乗記2018

修行に備えて東京へ移動します

2018年の4月に横浜から仙台へ移住して早1か月。羽田空港が最寄りだった頃と比較すると、ヲタク活動の規模が縮小してしまったことを実感する日々が続いていましたが、今回は久々の大型企画です。(企画とは言ってもただの「修行」ですが)

5月19日(土)、5月20日(日)の2日間で合計7レグ。羽田空港を起点に日本全国を飛び回る企画を立てました。搭乗する航空会社は勿論全てANAです。

せっかくそのような飛行機づくめの企画を前に、仙台ー東京間の移動が新幹線では、気分が乗りません。というわけで、東京までの移動でも飛行機を利用します。この3月に初めて搭乗した仙台ー成田線へ搭乗し、成田経由で東京を目指すことになりました。(仙台ー羽田線がないことくらい、説明する余地もありませんよね)

当日は学校が終わってから空港へ、仙台駅から仙台空港駅まで仙台空港アクセス鉄道で向かいました。初めて快速列車に乗りましたが所要時間が17分ということで、普通列車と比較して8分早く到着しました。

デッキから搭乗機のお出迎えです

今回の搭乗便は、14:45発のANA3234便です。1日2往復(※当時。2020年夏スケジュールでは1日3往復設定)ある仙台ー成田線の内、2便目の便となります。

この日は、午前中で大学の授業が終了したため、午後から電車でのんびりと空港へ向かいました。

仙台駅から仙台空港アクセス線に乗車すること約30分。仙台空港へ到着しました。電車を降りてすぐ、駅のガラス越しにIBEXのCRJ-700の最新機材でかつ、宮城県のキャラクター「むすび丸」を纏ったむすび丸JET(JA14RJ)がやってきたのが見えたので、早速デッキへ上がって撮影しました。

仙台空港は、IBEXの拠点でもありますので、この地では見る頻度も高そうです。

因みに、IBEXのホームページによると、むすび丸は、豊かな食と文化に恵まれた宮城を「おにぎり」で表現し、「伊達」を象徴する伊達政宗公の兜の飾りをつけて擬人化したものなんだそうです。

14:07、搭乗機となるQ400が新千歳からやってきました。

むすび丸JETが降りてきたRWY09とは反対のRWY27への着陸ということで、完全に油断していましたがなんとか撮影できました。

パタパタ!パタパタ!

搭乗機の着陸を見届け、保安検査場へ向かいました。Q400の折り返し時間は時刻表上では30分に設定されているため、あまり時間はありません。(時計の表示が時系列からずれていますが、お察しください)

我が搭乗便は、上から4番目に表示されています。地方空港でANAの成田線があるのは、仙台空港と新潟空港のみですので、レアな表示であると言えます。

仙台空港の出発便案内板は、当時まだ反転フラップ式案内板、通称パタパタが使用されていました。空港アクセス鉄道の整備や、空港民営化など様々な点で他の地方空港をリードする動きを見せている仙台空港ですが、この案内板に関しては、時代の流れに抗っているようです(笑)

アサインされた搭乗口は9番でした。前回は3月にこの仙台ー成田線へ搭乗しましたが、同じ搭乗口でした。もちろんこちらでもパタパタはまだ現役でした。

通常搭乗開始の時刻は出発時刻の15分前ですが、飛行機のスタンバイが整ったのか14:25には搭乗が開始され、1Fのバス乗り場へ向かいました。前回もそうだったのですが、ゲート担当のGSさんが足りていないのか、改札機から発行されるピンクの「搭乗案内」の紙は自分で取るよう案内されていました。自動改札機から電車の切符を取るのと同じ要領ですね。

徒歩でご搭乗の儀

バスでシップサイドまで輸送され、エプロンに降り立ちました。先ほどデッキから見たQ400と再びご対面です。 因みにバスが到着してすぐに搭乗機の撮影したかったので、優先バス乗車からのバス最前方に立って待っていました(笑)

なお、搭乗口の番号は9番でしたが、このスポットは8番とのこと。搭乗口とスポットナンバーは必ずしも一致していないようです。

私が初めてQ400に乗ったのは2014年のことでした。それから既に4年が経過し、すっかりこの車高の低さとエプロンからの搭乗には慣れてしまいましたが、Q400クラスの飛行機でも地上から見るとそれなりに「飛行機の大きさ」を感じるところです。

そして機内へと入りました。今回アサインしていた機内最後方、19Dの席へは14:36に到達しました。出発時刻まではあと9分に迫っています。20分前からの搭乗開始も過去の経験から導き出された対応だったのかもしれません。

そして結果的には、定刻の3分前、14:42にドアが閉まりました。定員が少ない分搭乗に要する時間も短くて済むということですね。確かにこれまでQ400には幾度となく搭乗してきましたが、いつも「気づいたら搭乗が終わっていた」というパターンな気がします。

離陸時は「あの」場所を要チェック

14:48にランプアウトした飛行機は滑走路へと向かいました。

CAさんによるセーフティーデモンストレーションも無事に終了し、離陸滑走路のRWY09へ到達。B3誘導路から滑走路へと入りました。ここからの滑走路長は2,000m、1992年に滑走路が延長されるまでは、ここがRWY09側の末端でした。

14:53、RWY09から離陸となりました。短い離陸滑走ですぐに地を蹴って上昇してしまうのがQ400の特徴です。滑走路長が1,200mの鹿児島県・与論空港でも運用されたその実績は本物です。

そしてもう1つ、Q400に乗るとこのようにギアアップ、ギアダウンの姿を眺めることができます。意外とその動作は機敏で早く、狙っていないとなかなか撮影するのは難しいですが、離陸時は車輪の動きからも目を離すことができません。今回はこのように「格納中」の姿の撮影に成功しましたが、初めて撮影に成功した気がします。

いそいそと南下を続けます

離陸後はすぐに雲に突っ込みましたがあまり揺れることなく上昇、しばらくすると青空が見え始めました。下界は相変わらず雲に覆われて見えないようです…

SIDはIWAKI SEVEN Departure。離陸後しばらくランウェイヘディングで飛行しその後右旋回して機首を南に向けるように飛行します。

15:09、福島県の阿武隈高地付近と思しき場所を通過しました。思しき、と言うのも山ばかりで場所の特定がなかなかできなかったのです。同じ東北地方に住んでいるとは言えども、こちらの付近は本当に用事がなく行く機会がありません。

15:00にベルトサインが消えまして、短い飛行時間ながらもカートによるドリンクサービスが行われました。離島路線や道内路線以外だと羽田ー富山線や羽田、成田ー名古屋線並みの区間マイルであることに加え、CAさんが2名のみの乗務ということですがスムーズにサービスが行われました。

15:13、キャプテンアナウンスが入り巡航高度15,000feet、到着予定15:55、成田の天候は曇り・17度と言うことが伝えられました。15,000feetなんて高度、なかなか飛べないですよね。メートル換算で約4,300m。富士山よりはかろうじて高いところを飛んでいるようです。

15:17、再び雲の切れ間から下界を望むことができました。茨城県日立市の南部付近を飛行しているようです。

日光に照らされて田んぼが光り輝いていだのですが、ちょっと伝わりにくいですかね。茨城県のお米と言われてもあまりピンとこなかったので、茨城県産米銘柄化協議会なる組織のホームページを覗いてみると「コシヒカリ」、「ふくまる」、「あきたこまち」と書かれていたので生産されている主要な品種はこの3つなのでしょうね。県産米銘柄化協議会、ということでまだ「茨城県の品種」というものは存在しないのでしょうかね。

そのようなことを考えていると、15:19に着陸態勢まであと5分のアナウンス、間髪入れずに15:20にはベルトサインが点灯し着陸態勢に入りました。一体5分はどこへ行ってしまったのでしょうか…

曇りの成田空港に突っ込みます

15:20に着陸態勢に入ると、飛行機は左へ右へ大きく旋回を繰り返しながら降下しはじめました。

まだ成田空港への着陸経験が少ないのでよくわかりませんが、Flightraderが無くとも、空港周辺が混雑しているというのは容易に想像することができました。普段よく乗る羽田空港到着便ですと、天候が悪い以外でクルクル回って遠回りという経験があまりないので、成田空港らしい経験ができたと思うものです。

窓に目を向けると、我がQ400と同じように、クルクル回らされている飛行機が見受けられました。

その後も何度か旋回を続けながら高度を下げていきましたが、なかなか雲を抜けないまま時間が過ぎていきました。到着地視界不良による条件付き運航ということも一切言われていなかったため、そこまで心配もしていませんでしたが、未だ雲から出ない15:39、再び車輪が顔を出してきました。

時々、雲が薄くなっている部分から下界の様子が微かに見えていたのですが、コックピットから滑走路が視認できなければ着陸することはできません。

15:42、成田空港B滑走路RWY16Lに着陸しました。飛行時間は49分でした。 最後の最後までまともに下界が見えず降りれるか心配でしたが、 無事に着陸となりました。なお、成田空港に着陸することができなければ大抵は羽田空港へ向かうことになるはずですが、Q400で羽田空港へ着陸したい気持ちもかなりありました(笑)

その後はK、G、S誘導路を経由して423Lスポット到着。到着時刻は15:50、ブロックタイムは1時間8分でした。距離のわりに時間がかかったのは、成田空港の広大さと混雑が影響しているに違いありません。流石日本の空の玄関です。

ここからは再びターミナルまでバス移動。最後の方に降機したので2台目のバスに誘導されました。

国内線は19時前に店じまいです

バスに揺られて到着ロビーに辿り着きました。国際線へ乗り継がず、国内線単体で利用する人も多いようで、後半に降りていた人は殆ど国内線到着出口へと向かっていました。(他のアライアンスの航空会社へ乗り継ぐかたもいらっしゃるのかもしれませんが…)

最後に

今回のフライトは翌日から羽田早朝便への搭乗に備えての移動という意味合いが強く、ここから東京方面へ向かわなければなりません。正直成田からの移動は億劫です。しかし、運賃は旅割28L(現:スーパーバリュー)で¥7,640(¥640はANAスカイコインを充当)と新幹線よりも安く、マイルもプレミアムポイントも付与されるので、出発地や目的地によっては、新幹線よりも分がある移動手段であるように思います。仙台ー成田線、おススメです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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