ANAのエコノミークラス機内食を自宅で!~機内食を通販で発券~

ANA

機内食をお持ち帰りしたわけではありません

ANAのプレミアムクラスなどで提供される食事。基本的に衛生上の理由で持ち帰ることはできないようですが、今回はその機内食を我が家に持ち込むことに成功したので、この場で勝利報告(なんの)をしたいと思います。

プレミアムクラスのメニューカード。「お持ち帰りはご遠慮ください」の記載がある。

という冗談はさておいて、ANAが自社のネット通販サイトである「A-style」で、国際線のエコノミークラスの機内食を販売するという情報を掴んだので、買ってみることにしました。

迷わせるところはエコノミークラスを超えています

今回通販で販売されているのは、エコノミークラスの機内食(和食、洋食)と、お子様用メニュー、ラウンジで提供されているチキンカレー、そしてお馴染みの「香るカボス」となっています。

「A-style」の商品ラインナップに並ぶ機内食ならぬ「機外食」とラウンジのカレー

本物のエコノミークラスでは、和食と洋食を選べるだけにとどまりますが、今回はカレーにお子様ライス、さらには生きる上で欠かせない水分まで選び放題。「選ぶ」というところだけに着目すると、エコノミークラスを凌駕していますよね!

これまであまり用事がなかった「A-style」ですが、興味が湧いてきたのと、春先に国際線の航空券を20フライト分は手放すことになった苦い経験を思い出し、このラインナップに手を出すことにしました。

日本人なら和食でしょ

機内、ラウンジの提供品としては5種類の選択肢があった中、私は機内食の和食を選びました。チキンカレーと迷ったのですが、取り敢えず容器から機内の気分を味わおうという算段です。

注文はサイト内から楽々発券、ではなく発注。3種類のメニューが4セット、計12食分のメニューでお値段は¥7,200でした。ANAカードでの決済で値引きされ、最終的な支払額は¥6,840となりました。高いのか安いのかはよくわかりませんが、1食あたり¥570という計算になります。まあ空港価格みたいなものでしょうか(ちがう)

届きました!!

注文から4日後の12月15日、待ちに待ったこの日がやってきました。

割れ物注意!冷凍!上下あるぞ!!

と注意喚起のシールがペタペタ貼られた、ある意味物々しい箱に入れられて、機内食がやってきました。

中身を確認しましょう

箱を開けるとまずは、取扱説明書ならぬ調理説明書がお見えしました。冷凍保存が基本ですので、電子レンジで解凍して食べることは自然ですが、ただ解凍するだけでなく、冷蔵庫で一度軽く解凍したのち、レンジでチンするとより美味しく食べることができるということです。

そしてこの説明書を取ると……

どーーん!

どーーーーーん!!!

どかーーーーーん!!!

国際線のエコノミークラスで見慣れたあの容器がもう大量です。獲ったどぉぉぉぉーーーーー!!!って感じですね。

普段まじまじとこの容器を眺める経験はないので、舐め回すように見て、写真を撮りまくった後冷凍庫に格納しました。ただでさえパンパンの冷凍庫をさらにパンパンにしてしまいましたが、なんとか全て入れることができました。

おそらく購入を迷われた方の殆どが、冷凍庫に入るのか問題に直面されたように思います。正直、

割とスペースとります。

カチカチに冷凍された状態で届くため、届いてすぐ3食分ほど消費してスペースを増やすのも手かもしれません。我が家の冷凍庫も全て収まったとはいえ、食材でパンパンだったので、すぐに1つ食べることにしました。

上の調理法の説明書の下側「電子レンジで解凍、温める方法」に従って調理しました。この方法ですと、解凍に3分半、加熱に3分半の合計7分で出来上がりですので、ウサギさんコースとでも呼んでおきましょうか。一方のおすすめの調理法には「加熱前に冷蔵庫で24時間以上かけて解凍せよ」とありますので、まさに雲泥の差があります。(その分より美味しく食べることができますがw)

一番最後まで冷凍庫に入らなかった「チキン南蛮丼」をレンジにかけること7分、完成したのがこちらです。

単体でこの容器があることに初めは違和感を感じたものの、徐々に見慣れてきた。

美味しそうです。ほかほかでいい匂いも漂いました。機内だと狭いトレーいっぱいに食器が並び、ガチャガチャ鳴らしながら食べていくわけですが、自宅で優雅に食べる機内食も非日常を味わうことができていいですね。

お味は普通に美味しかったです。そしてやはり味付けは濃いように感じました。上空では味覚が鈍ってしまうため、濃い味付けで作られていることは時々テレビ番組などでも耳にしますが、地上で食べるとなおさらそれを感じることができますね。

メインディッシュオンリーですぐ完食

非日常と食料を「二重に味わって」あっという間に完食です。本物の機内食では、このほかにフルーツやサラダなどのサイドメニューも付きますので、これだけだとやや物足りない感が否めません。是非サイドメニューは自前で再現して食べてみてはいかがでしょうか。

食べ終わった容器の底にも「ANA」のロゴがしっかり入っています。食べるのに夢中になって、どのエアラインに乗っているのか忘れてしまうというかたも安心です。(は?)

今回は、和食を注文しましたが、また機会があれば別のメニューも購入してみたいですね。もっとも、これらの機内食シリーズ、大好評のようで次回販売時期は未定となっています

最後に

格式高い料亭の食事が提供されるプレミアムクラス。料理を知る学びの場として活用していたため、こちらの通販も希望したい(白目)

なかなか本業が大変な状況の中、機内で食べるのが当たり前すぎて、平時ではなかなか浮かばないのでは?と感じるサービスとなったこの「機内食の通販」。ANAとしても、非航空系のサービスを更に多角化し、航空事業一本足打法からの脱却を図ってくようですが、これもその一環なのかもしれません。今回は試験的な意味合いがあるのかもしれませんが、国際線の需要が復調するには相当な時間がかかることも予想され、今後も数量限定で定期的に販売が続けられるように思います。

機内食は機内で食べるからこそ価値のあるものであるように思いますが、機内食を食べることが難しい今の時期だからこそ、機外で機内食を食べるというのもなかなかタイムリーな経験になると思うので、冷凍庫に今入っている食料をバケートして、大量に入荷するのも悪くないんじゃないかと思いますよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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