2018年11月17日 767便なのに787!(ANA767便 伊丹ー那覇線搭乗記)

搭乗記2018

767が入っているうちに乗りたかった…

伊丹空港での撮影を終え、大阪を離れる時がやってきました。次なる行き先は、沖縄・那覇空港です。伊丹ー那覇線へは、2018年は5月に初搭乗を果たしていました。それ以来の搭乗ですので、自身2度目の搭乗となりました。

2018年10月30日~11月30日版のANA時刻表。伊丹ー那覇線は1日3往復の運航、全便に
ワイドボディー機がアサインされていた。

今回搭乗するのはANA767便、Boeing 767で運航されていれば完璧だったのですが、今回の搭乗機はBoeing 787。かつては767で運航されていた時期もあったのですが、その時に乗ることができなかったのが悔やまれます。

搭乗機は朝に撮影済みです

この写真は、この日の朝に千里川土手で撮影しました。那覇空港へと向かうANA763便、Boeing 787です。

伊丹空港から8:15に那覇空港へ出発していったANA763便に使用される飛行機は、伊丹ー那覇ー伊丹ー那覇ー伊丹というピストン運航をするスケジュールが組まれているため、運用が崩れない限りはこのJA825Aに乗ることがこの時点で決定していたのでした。

余裕を持ちすぎる行動も大事です

伊丹空港のデッキを後にし、保安検査場を通過した時刻は10:45でした。

私が今回搭乗するのは14:00発の767便です。既に保安検査場を抜けたところにある出発便案内の表示にも「NH 767」の表示が出ていますが、保安検査締め切り時刻まではまだ3時間以上の余裕があります。 この時間であれば、1便前の那覇空港行き、11:00発のANA765便に間に合います。何がともあれ、時間に余裕を持った行動は大事です

こちらのANAの出発便案内板、4ヶ国語の表示に対応しています。日本語、英語、中国語、韓国語の4つです。日本語と英語の表示であれば何が書いてあるか瞬時に判断することができます。中国語では、一番右の備考欄の解読にやや難がありますが、それでも行き先は大体わかります。曲者はこちらの韓国語で、ハングル文字だと何を書いてあるのか全くわかりません……

まあ数秒待てば表示が変わってくれますし、便名だけを見て行き先を判断することができるのが一流のANAユーザーです。

11:00前から制限エリア内に入って向かうは勿論ラウンジです。飲み物を飲み漁ること2時間、出発まで1時間となったところで一旦ラウンジを出てアサインされた13番 搭乗口の前へ足を運んでみました。既に搭乗口から出発する先発便として表示が出ています。

以前は殆どが9番、10番搭乗口からの出発となっていた羽田行きも伊丹空港のターミナル改修に伴い13番搭乗口から出発する便が増えました。まだまだ13番搭乗口発の羽田便には違和感があります。

同行者を出迎えます

2018/11/17 RJOO All Nippon Airways Boeing 767-381 JA8670 ANA23 from Tokyo HND

さて、時刻は13:00過ぎ、羽田空港からANA23便、767-300がやって来ました。ここは10番搭乗口ですので、これから私が乗る飛行機ではありません。では何の理由もなく撮ったのかというとそうではなく、東京からANAマイレージクラブ最上級ステータスであるダイヤモンド会員の資格を持つ友人が乗ってくるということで、こちらまでお出迎えさせていただいたのです。

察しのいい方は今回のフライトの目的をご理解いただけたかと思いますが、これからその友人とともに那覇空港へと向かいます。

友人曰く、このANA23便には某有名政治家の方が搭乗されていたようです。政治家と言うと国内線でも前方にあるプレミアムクラスで移動するのかと言うとそうではなく、普通席移動だったようです。確かに以前、元東京都知事が出張でファーストクラスを利用して弾糾されていたと言うこともありましたね…

私としては普通席にそのような方がいらっしゃるとなると変に空気が張り詰めてしまうような気もしてなりません。是非著名な方は普通席よりも上の座席にて移動していただきたいです(笑)
国内線の上級クラスくらいで贅沢というのは何だかお門違いな気がします。

まあそんなことは置いておいて友人とともに再びANAラウンジへ逆戻りです。

今は亡き9番搭乗口、10番搭乗口の前に鎮座していた伊丹空港のANAラウンジです。2019年2月より、保安検査場の横に移転しています。

この場所も上級会員が極端に多い羽田線が使用する搭乗口に近いからという理由で選ばれたものと思われますが、保安検査場の横ですと、どの 搭乗口の利用者にも平等の使い勝手の良さを提供することができますね。

ANA最上級ラウンジにやってきました

そしてこちらです。

これまで何度もANAラウンジでの写真を掲載して来ましたが、飲み物と時々「すなっくみっくすおつまみ」が写るだけでした。しかしながら今回はなんと、「大きな個体」があります!!
そう、こちらはただのANAラウンジではなく、ANAスイートラウンジなのです。

国内線のANAスイートラウンジは原則、ANAマイレージクラブの最上級ステータスであるダイヤモンドメンバーの資格を得ないと入室することができません。ANAの国内線の最上級クラスであるプレミアムクラス利用者でもただのANAラウンジ止まりですから、ANA利用者の中でも相当限られた方しか入室権利を有さないことになります。それではなぜ私が今回入室できているかと言うと、ダイヤモンドメンバーが同行者を連れて入ることができるから。今回はダイヤモンド会員である友人の同行者としてマイルや現金を特に支出することなく入ることができています。いやーありがたいですね。持つべきものはANAダイヤモンドメンバーの友人です

友人は羽田空港のスイートラウンジで既に食事を終えて来たようで、あまり食べ物は口にしていませんでしたが、こちらはなかなか入室の機会などない一般人ですので、一先ずおにぎりと味噌汁を持ってきました。安定の青汁を添えて一枚撮影です。こうしてみると青汁も一層映えますね

これから搭乗する予定のANA767便、定刻通りですと14:00発予定なのですが、使用機到着遅れで14:20に出発時刻が変更となりました。特に那覇で用事はないため、いくら遅れてもこちらとしては問題がないのですが、それは我々だけの事情。これ以上の遅れを出さぬよう、あわよくば遅延を回復できるよう協力したいところ、13:50頃にラウンジを後にすることにしました。

去り際にどういった食料が用意されているのか写真を撮っておきました。先程紹介したおにぎりと味噌汁はもちろん、野菜スープとパン、それにつけるジャムまで用意されており、和洋それぞれを選ぶことができます。飲み物はANAラウンジ同様こちらも豊富に種類が用意されているのは言うまでもありません。

食料に関しては、スイートラウンジが設けられている空港で全て同じものが用意されているわけではなく、羽田空港ではドーナツも用意されているようです。1年間ANAに乗りまくった暁には、ミスタードーナツに出向かなくとも飛行機に乗るたびにドーナツを口にすることができるのです。ドーナツヲタクの方はダイヤモンドメンバーになる価値ありますよ!

Now Boarding

そうして13番搭乗口に再び戻り、暫くしたのち搭乗となりました。搭乗時刻は13:59、意外と早く出発することができそうです。今回那覇空港までお世話になるのは冒頭でご紹介の通り、Boeing 787-8(JA825A)です。

座席は25Hと25Kを押さえました。ANAの787は一部を除いて3-3-3の9アブレスト、HとKの間には25Jの座席もありますが、出発前に座席指定の画面を見る限りそこまで混雑していないようでしたので、真ん中に他の方が来る可能性はかなり低いと見てこのように座席をアサインしました。案の定25Jには誰も来ず、狙い通りの結果となりました。

もっとも、ダイヤモンドメンバーともなると隣の席を他の方が指定できないようにするという「隣席ブロック」という処理が行われているとかいないとかと言う噂があります。噂というか実際に行われているに違いないのですが、それを考えるとどちらにしろ25Jには他の方は来なかったでしょう。

出発時刻の変更が出発1時間前に決まったことから、乗客の方はほとんど空港に集まっていたようで、飛行機のドアは14:05に閉まりました。プッシュバックは14:11、機首を南に向けて押し出されました。

飛行機に乗り込んでからというもの友人と大学の卒業論文に関することをいろいろ話しているとあっという間に飛行機は滑走路へやってきていました。離陸滑走路はいつもと変わらず、RWY32Lです。

沖縄へ向けて離陸です

離陸は14:24、出発したのが定刻よりも10分遅れにとどまったため、離陸までトントン拍子で進みましたね。離陸すると同時にしなり始めるのが飛行機の翼の特徴でもあります。主翼上に書かれている飛行機の登録番号も地上にいる時よりかは幾分見やすくなりました。

伊丹空港発着路線では結構787を利用しているつもりでしたが、伊丹空港から787で離陸するのは、調べると2014年の3月以来だったようです。ほとんど到着便での利用だったんですねえ…因みに本日搭乗のJA825Aも、以前羽田ー伊丹線で搭乗しています。

伊丹空港周辺は晴れていましたが、大阪の西の空は雲に覆われていたようで、眼下にあるであろう大阪や神戸の街並みをあまり見ることができませんでした。この路線に関しては5月に搭乗済みですので、特別楽しみにしていたというわけでもないのですが、あの立派な街並みは何度見ても飽きません。次回はリベンジしたいところです。(こればかりは運次第ですが…)

14:31には機内アナウンスで、到着予定時刻16:20、上昇中は揺れるため15〜20分程度はベルトサインが消えないということが伝えられました。飛行時間が1時間未満の短距離路線であれば、20分もベルトサインが消えなければトイレにも行くことができませんが、こちらは伊丹空港発着路線の中では(夏季、冬季臨時増便を除いて)最長路線の那覇線です。20分ベルトサインがついたままでも、十分サインオフの時間を取ることができます。

伊丹ー那覇線のおおよその飛行ルートは、伊丹空港離陸後淡路島、高知の上空を通過し太平洋上空へ、その後日向灘上空、奄美諸島上空を経て沖縄本島へ向かうものとなります。飛行機は伊丹空港離陸後まもなく淡路島南西のAWAJIポイントまで直行の指示が出たようで大阪湾を南西方向に飛行しました。その後航空路Y232で一路高知上空を目指していきました。

ANA国内線 長距離路線と言えばこれ!

14:40、離陸から16分でベルトサインが消えました。その2分後に巡航高度の38,000feetまで上昇完了となったようです。

ANAの長距離路線と言えば、何と言っても欠かすことができないのは機内販売ですよね。路線限定で、¥300でハーゲンダッツのアイスクリームを販売しています。ストロベリーや期間限定の桜フレーバーなど、過去も何度か「ナハセンスゴクカタイアイス」を楽しんでいますが、このフライトではバニラフレーバーを用意していたようでした。今日は友人に食事関係で大変お世話になっているということで、ダイヤモンドメンバー達成記念も含めてお祝いの意味で奢らさせていただきました(笑)

上空で食べるハーゲンダッツ、これまた格別な味、がするわけではありませんが、地上でも上空でもハーゲンダッツって美味しいですよね。値段相応とはまさにこのことです。

フライト中は殆どお喋りに時間を費やしていたため、あまり写真を撮ることもなく過ごしました。景色を楽しむことができない長距離フライトでは話し相手の一人や二人はいた方がいいですよね。長距離フライトの同志、ゆるく募集しています。←

お喋りしていたら降下してました

長距離のフライトとは言っても、大阪から沖縄は意外とすぐ着いてしまいます。奄美大島の西を飛行中の15:44に降下開始、15:59にはベルトサインが点灯し、着陸体制に入りました。雲がだいぶ近くに位置していることからも高度を下げていることがよくわかります。

那覇空港への着陸方式はIHEYA South Arrival。沖縄本島の北にある伊平屋島から進路を南に取り沖縄本島の中部を縦断、沖縄本島は南の上空に出て那覇空港へ向かっていきます。

沖縄本島上空に差し掛かり雲の中に突っ込みました。ようやく下の景色を拝むことができそうです。主翼のスポイラーも作動させて高度、速度ともに落としていきます。

I’m back to Okinawa!!

そして雲を抜けました。眼下には東シナ海と沖縄本島が見えています。結局のところ、離陸してから2時間近くも下の景色を見ることなくここまで来てしまいました。ちょうど主翼の先端の下にこれから向かっていく那覇市が見えています。ここから右に何度か旋回して那覇空港を目指していくことになります。

航空会社の上級会員になることを目的としてたくさん飛行機に乗る「修行」と呼ばれる行為を行っている方にとっては、実家のような安心感を提供してくれる那覇空港ですが、毎度毎度窓側の席を押さえている私にとっても那覇空港へ向かって着陸する時の光景はもう飽きるほど見ているので、特に感情も湧きませんw。なお、私にとって今回の沖縄訪問は、8月末以来3か月ぶりのこととなりました。

先ほどの場所から右に旋回し、那覇空港の滑走路に正対した飛行機は、あとはまっすぐ降りて行くだけ。簡単です。

那覇空港はその名の通り那覇市内にあるのですが、那覇市は市域が結構狭いです。私の比較対象は馬鹿デカい秋田市になってしまうのですが、那覇市は狭い方だと思います。

というわけで、那覇空港のすぐ南には豊見城市、その南には糸満ハーレーでお馴染み糸満市がすぐ続きます。那覇空港に南から着陸する場合、進行方向右側に見える景色はこれら2つの市の様子であるのですが、さすが海に面しているだけあって港湾施設やビーチが目立ちます。埋め立てで新たに土地を作ったところに建物が密集しているのは、自然豊かなイメージがある沖縄でも全国共通なんだなあと感じるところがあります。

那覇空港に着陸しました

16:12、那覇空港RWY36に着陸しました。飛行時間は1時間48分でした。当然ですが、羽田空港からやって来るよりも早いです。あまり長時間の移動が好きではないので、飛行時間だけでも2時間切りをしてくれる伊丹ー那覇線、私にとっては良心的な路線です。お喋りしていたこともあって実際の時間よりも遥かに早く感じました。(笑)

787と言えば主翼のインボードフラップとアウトボードフラップの間にあるエルロンが着陸時に上に立ち上がるのが特徴的。スポイラーと同様の役割を果たすことによって制動距離の短縮にも貢献していることでしょう。

飛行機はE-2誘導路で滑走路をバケート、その目と鼻の先にある33番スポットへと向かいました。

16:16、「実家のような安心感」那覇空港に到着です。先ほどは、あまり感情が湧かないなど抜かしてましたが、いざ到着してターミナルを見ると、心の奥底にあったえも言われぬ感情が沸き上がってくるものです。実家のような安心感、あります!!(必殺手のひら返し)私としては2018年では6回目、前述の通り、前回は8月末でしたから約3ヶ月ぶりの沖縄となります。

同行の友人は私よりも遥かに多く訪れており、1月には毎週のように沖縄へ訪れていたようです。そのうちの一回は私も同行しましたが、その時は彼がまだダイヤモンドメンバーになられるなど予想もしていませんでした…

実家のようなめんそ~れ

そして見慣れた那覇空港到着ロビーへと出ました。伊丹空港の出発が20分遅れでアナウンスされていた便とは思えない堂々の定刻っぷりでの到着となりました。

最後にANAの伊丹ー那覇線について少々ご紹介。ANAの伊丹ー那覇線は現在1日3往復運航されています。機材は777-200、787をメインに修学旅行のシーズンなどは777-300も投入されます。また、長期休暇中、連休中などの繁忙期は1日4〜5便に増便され、その増便分に関しては737-800で運航されることが多いです。この路線、長らく100番代の便名が付与されていましたが、2014年の便名再編時に現在の700番代のものに改められました。その時から767で運航される767便に乗ることが夢でしたが、現状機種変更を狙わないと実現が厳しい夢となっています。

因みに787に合わせてANA787便はどうか?と言いますと、ANA787便は羽田ー大館能代線で使用されていますので、秋田県北部で爆発的に人口が増えるか、観光需要が爆発的に伸びるかどちらかが起きない限りこちらも実現が厳しいですね………

1年に6回も来るともうこのような看板を撮るという気にさえならないのですが、今回は何故か1枚ご丁寧に一眼レフで撮ってみました。

787で那覇空港へ降り立つのはこれが初めてですので、その記念ということにしておきましょう。

最後に~ちょっと観光しました~

今回も例外なく当日中に那覇を出ることになっていました。那覇空港を夜出発する便を予約していたので、それまで時間がありましたので、空港から出てゆいれーるの小禄駅前にあるイオンと漫湖公園に行ってみました。行ってみましたというとあたかも初めて行くような言いっぷりですが、漫湖公園は2回目、イオンに関してはもう何度行っているかわかりません。

小中と社会科の学習用に地図帳が配布されますが、中学校の地図帳は小学校のそれより詳細な地図が掲載されており、そこで始まるのが「珍名の地名を探すごっこ」。メジャーなのはこの漫湖と、南半球、バヌアツにあるエロマンガ島ですよね。先に見つけたガキンチョが何も知らない他のガキンチョに「おい、地図帳の○○ページ開いてみなwww」とふっかけてなんか遊んでるんですよ。よく飽きないなぁって思って見てましたが(笑)

いい歳こいた大人の方は是非、「エロマンガ島」と歌詞に歌われているバヌアツ民謡でも探して、タモリ倶楽部の空耳アワーにでも応募してみてください。いい商品をゲットすることができるかもしれませんよ。もっとも、エロマンガ島と言ってしまえば空耳でもなんでもありませんが()

以上、ANAスイートラウンジのご飯を美味しく食べて、空いている787で那覇空港へ移動し、空耳アワーに応募しようという搭乗記でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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