2019年9月12日 石垣空港 順光でトリプルセブンを捕獲

石垣空港

石垣島トリプルセブン撮影ミッション

今回石垣空港へやってきた目的は、前回の記事でお伝えの通り、石垣空港までB777に搭乗すること、石垣空港でB777の写真を撮影することの2点です。

石垣空港のターミナルビルは北西方向を向いており、15:35発のANA92便の離陸シーンを撮影するとなると逆光気味になってしまいます。そこで私は”空港の外周から撮る”という作戦で今回挑むことにしました。これまで5回石垣空港を訪れていますが、外周から撮影するのは初めてです。その上、沖縄県と言えば草むらからハブが出てくることでも知られています。石垣空港の有名な撮影スポットのうちの1つであるカラ岳(RWY22西側)からは良い写真を撮ることができるのは自明です。私はランニングシューズに半そでの服、下はかろうじて長いジーパンを羽田空港から履いてきましたが、それでも装備としては不十分です。そこで極力草地に入らずとも撮影することができそうな場所をサーチして外周へと向かうことにしました。

思考錯誤① 国道390号から分岐する道

今回は自分の足のみで移動するという都合上、できるだけターミナルから近い場所で撮影することができるように事前に撮影スポットをサーチして臨みました。空港の外周を通る国道390号から枝分かれする道で空港全体を見渡すことができる場所があるということで、地図を頼りにその道へ入ってみることにしました。Google Mapにも反映されており、しっかりと舗装がなされていたその道は空港を囲むフェンスに突き当たっており、そのフェンスをクリアするためには脚立に上って撮影することが必要でした。勿論、脚立など持ち合わせておりませんので、離陸のシーンを枝分かれした道で撮影するのは断念しました。

上の写真は付近のやや高くなっているところから撮影しましたが、この日の離陸滑走路を考えると、離陸のシーンを撮影するのには不適であると感じました。

思考錯誤② 国道390号の歩道

先ほどの枝分かれした道は撮影に不向きであると感じたので、新たな撮影スポットを求め、国道390号をさらに北上、ターミナルとは遠ざかる方向に歩いていきました。しばらく歩くと、空港の東に広がる東シナ海と、石垣空港の滑走路の進入灯が見えました。さすがに進入灯よりは高いところを飛ばなければただの離陸失敗ですので、この場所にかけてB777がやってくるのを待ちました。空港の方向は木でおおわれて全く見えないため、エンジン音だけが頼りですが、国道だけあって車通りもそこそこあり、車の流れが途切れた頃に離陸してくれることを祈りながらその時を待ちました。

2019/09/12 ROIG ANA B777-281 JA706A NH92 to Tokyo HND

待つこと十数分、聞きなれたPW4074エンジンの音が聞こえ、B777がやってくることがわかりました。辛うじて車のエンジン音とは被らず、あとはどこから顔を出してくれるかが勝負だったのですが、予想以上に早い上がり。1枚目は何とか海をバックに撮影することができましたが、石垣らしさを表現するのには力不足な写真となってしまいました。

最後にやけくそでカラ岳と一緒にB777を撮ってみたのですが、この時にはもうかなり上昇し、遠くまで行ってしまっていたため、正直微妙な写真に終わってしまいました。これは残念ですが再履修確定です。他の方が撮られているようなサンゴ礁バックの飛行機を撮るには手っ取り早くカラ岳に登るのがいいかもしれません。以前登ったという友人曰く、山頂まででなければ軽装備でもなんとか行くことができるということでしたので、次回またチャレンジしたいですね。

ここまでの道のりを紹介

帰りながらここまでの道のりを撮影しましたので紹介します。

私が撮影していたのは、道路わきの白いフェンスがなくなる部分の先でした。暫く歩くと上述の通り、海と進入灯が見える場所があるので、その付近で撮影しました。風景を絡めることさえ気にしなければ、RWY04からの離陸機はしっかり押さえることができます。また、RWY22の着陸機に関しても、進入灯が見えていることから撮影が可能であるように思いますが、やってくるタイミングがわからないため、無線機などが必須であるように思います。

国道390号の歩道を歩いていると、こうしてターミナルまで見渡すことができる地点が存在します。今回とは反対のRWY22からの離陸であれば、ターミナルのほぼ真正面に位置するこの付近からでも撮影することができそうです。手前に草が多いのが難点ですが、ターミナル自体が滑走路のRWY04側に寄っているため、離陸機の撮影であれば何とかなりそうな気がします。勿論撮影はしていないので確証は持てませんが…(笑)

空港の敷地に合わせて道路の線形も変わります。RWY04の進入灯をアンダーパスすると空港ターミナル側にやってきます。この付近は南国ムード満開のヤシの木祭り。ここに訪れるだけでも十分沖縄へ来た実感が湧きます。この後は道路標識に従って移動すると空港へと戻ることができます。

因みにこの日の石垣島の気温は30度でしたが、この付近を徒歩で移動している他の方と遭遇することはありませんでした。唯一屋外で動いていたのは牛さんだけでした。(笑)

最後はデッキで締める

外周ポイントから戻り今度はいつも通り展望デッキへとやってきました。石垣空港の展望デッキは午後遅い時間は逆光であるため撮影するには不適なのですが、これから搭乗する飛行機はここで撮影する他ないため待つことにしました。

2019/09/12 ROIG ANA B737-881 JA56AN NH1777 from Naha

デッキに上がると早速やってきたのは那覇空港からのANA1777便、B737-800です。那覇ー石垣線と言えば、B737-500の独壇場というイメージがすっかり定着してしまっていますが、B737-500が徐々に機数を減らしているのに合わせ、この路線でも9月から主力機がB737-500からB737-800へと変わっています。B737-500の座席数は126席、一方B737-800の座席数は166席ですから1往復あたり80席の供給増となります。八重山諸島の観光需要も増大していることでしょうし、ファン心理を抜きにしては良い機材大型化かもしれません。

こちらのB737-800、滑走路の末端まで滑走してようやく滑走路をバケートしました。着陸の滑走距離はその時と場合によって異なるため、一概に比較することはできません。しかし、私がここまで乗ってきたB777では末端一つ手前の誘導路でバケートしたということを経験しているので”B777のつよさ”をここで改めて実感することになりました。

2019/09/12 ROIG JTA B737-8Q3 JA02RK NU73 from Tokyo HND

続いてやってきたのはJTAのB737-800、羽田空港からのJTA73便です。この折り返し便で那覇空港へと戻ります。ここにきてANAじゃないんかーい。というツッコミは喜んでお受けいたします()

というわけでこの写真を撮影して石垣空港撮影編はおしまいです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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