前日搭乗してきたドルフィンを見送ります
前日の夜に石垣島への初上陸を果たし、翌日は早速朝から再び石垣空港へ舞い戻ってきました。理由は、この後すぐ那覇空港に戻るから。これ以外にはありません。
前日搭乗してきたBoeing 737-500（JA358K）は、石垣空港へ夜間駐機するスケジュールが組まれており、この日の朝、再び那覇空港へと折り返すことになっていました。前日のうちに綺麗な写真を撮ることができなかったため、この便の出発シーンを抑えようと早朝から空港入りしたのでした。
空港到着後早速デッキへ上がると、お目当ての737-500が出発準備の真っ最中でした。
石垣空港から出発する始発便、ANA1762便として那覇空港へ向かうことになっているJA358K。10分程待っていると定刻になったようで、ボーディングブリッジが外されプッシュバックされていきました。
石垣空港でのプッシュバックは、スポットに対し、斜めに飛行機を停止させるのが基本的な運用のようで、とても新鮮に感じました。
我が地元の秋田空港では、90度曲がるようにプッシュバックするか、ストレートプッシュバックの2パターンが殆どですので、斜めタイプは全く見慣れていませんでした。
エンジンカウルに描かれたイルカくんも朝日に照らされて「映え」ています。これからこの日も6レグ近くのフライトをこなすことになっているのでしょう、安全運航で頑張っていただきたいです。
早朝から737が行きかう石垣空港
737-500がプッシュバックしている最中に、他の737がやってきました。RWY04側にある立派なアプローチライトの上を辿り、まっすぐ向かってきているのは、那覇空港発のJTA601便、Boeing 737-400です。
那覇ー石垣間を迅速に移動する手段は、空路しかありません。この区間における移動に欠かせない空路は、生活、ビジネス、観光の大きな3つのファクターによって支えられており、島のかたにとっても無くてはならない存在です。1日20往復近く運航されている那覇ー石垣線、早朝からその運航頻度の高さを感じさせられました。
2016年当時、国内2大航空会社の那覇―石垣線の主力機のツーショットも実現しました。（737-500の尾翼が737-400の機首を隠してしまいましたが…）
2013年に旧空港から現空港へ移転してからもしばらくは、この2機種が那覇ー石垣線の主力機として君臨していましたが、現在は両者とも、その座を737NGによってリプレースされてしまいましたね。時の流れは早いものです。
また737が来ました…
737-400が降りてきたところで、737-500はすぐ離陸できるだろうと思っていると、737-500は、滑走路の手前で再び待機してしまいました。どうしたことかと見ていると、再び到着機があるようです。
徐々にその姿が大きくなり、機種の判別がつきました。またしてもBoeing 737です。こちらは、ANAの那覇ー石垣線の始発便、ANA1761便。遠目からでもやや主翼先端にウイングレットが装備されている様子が分かりますが、こちらはBoeing 737-700です。
この10分強ほどの時間で、国内で運航されている737のうち、3シリーズも目撃することができてしまうとは、恐るべし石垣空港です。
丁度T1誘導路で待機していた737-500と737-700が絡んでくれました。「地方空港でANAのジェット機同士が絡む」というなかなか見る機会がなかった光景が、この南ぬ島で繰り広げられています。
秋田空港で見たことがない光景もここでは簡単に見ることができるわけです。いやー素晴らしい！！
737-700は、737NGの中では胴体が短い部類に入り、737-500に近いスタイルとなっているわけですが、一度に比較してみると、ウイングレットが装備されていたり、垂直尾翼がやや大型化されていたり、エンジンに何も描かれていなかったり（）とそれなりに違いを感じることができますね。
737-700の着陸でようやく滑走路が空いた737-500、ようやく那覇空港へ向けて離陸していきました。石垣空港のターミナルは、RWY04寄りに位置しているため、RWY04から離陸する飛行機を撮影しようとすると、後追いになってしまうのがやや難点ですが、超望遠のレンズがあれば、それなりに絵になる写真が撮れると思います。天体望遠鏡みたいなレンズ、欲しいですね。
滑走路をバケートした737-700がエプロンへとやってきました。それを見届け私もデッキを後にしました。これからこの737-700に乗って那覇空港へと戻ることになっていたのです。短い滞在時間でしたが、早朝からトラフィックの行きかう大事な交通の要所、石垣空港の姿を見ることができ、それなりの収穫を得られたと思います！
最後までお読みいただきありがとうございました。
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