秋田ー中部線に737就航!初日レポート(2020年8月7日 秋田空港)

秋田空港

時刻表上では6年ぶりの737就航

2020年のANA夏ダイヤが発表された1月22日。それに合わせ、夏ダイヤのスケジュールをPDFでサイトに掲載するのですが、そこで1点興味深い表記を発見しました。

8月7日~17日は、秋田ー中部線のANA1838便が時刻変更の上、所要時間が所定の1時間25分よりも10分早い、1時間15分に設定されていたのです。この路線は通常プロペラ機のQ400で運航されているのですが、所要時間が短くなるということは、「ジェット機での運航が確実」と予想されました。

そしてそれから数日後、予約画面に機材が反映され始めました。上記の時期のANA1838便のところには、「738」の文字。予想通りジェット機、Boeing 737-800で運航されることが決まったのでした。

ANAの秋田ー名古屋線(2005年2月16日まで小牧空港発着、2月17日以降は中部国際空港発着)は、1982年7月に開設され、運航開始当初から四半世紀に渡ってジェット機による運航が続けられていました。2006年の冬ダイヤより、ANAグループのホープであったQ400の投入が始まり、2009年の冬ダイヤ以降は、機材変更時を除き、殆ど一貫してQ400のみによる運航が続いていました。

2013年10月27日~2014年1月7日版のANA時刻表。臨時増便の1841/1842便に737の文字が見える。
2020年7月1日~8月31日版のANA時刻表。前回同様73H(ANAウイングス運航)の表示がある。

時刻表上で最後にジェット機がアサインされたのは、2013~2014年の年末年始臨時増便で737-800が1往復増便されたのが最後となっており、突発的な機材変更を除いては、それから6年ぶりのジェット機就航となったのでした。

初日から特別塗装機がやってきました

コロナ禍による航空需要の減少、それに加え、特に今回の機材大型化はお盆の帰省ラッシュに合わせての物であることには容易に想像できますが、その帰省自体が憚られかねないというご時世を考えると、予定通り737が投入されるのか疑念はぬぐうことができませんでした。

しかし、ANAの運航状況を検索しても、Flightraderを見てもQ400ではなく737で運航されているということで、 737投入初日となる8月7日、秋田空港へその姿を拝みに向かいました。

秋田空港に到着すると、お目当ての中部行きANA1838便と、10:30発の新千歳行き、ANA1833便が同時に出発していくところでした。1838便の方が10:25発と、5分早く出発時刻が設定されているのですが、逆転されてしまったようです。

しかし、最後の最後で更にどんでん返し、滑走路末端のT1誘導路からline upしようとしていた1833便を横目に、手前のT2誘導路から1838便がline upしようとする姿が目に入りました。

おーおーおーおー!そっから入るのかぁぁぁ!!!

737-800の離陸はお世辞にも早いとは言えません。リフトアップした姿をやや斜め前方から撮影したかったのですが、それは叶いそうもありません(笑)

そして予想通り、離陸後のショットは後追いになってしまいました…個人的に737は秋田空港で撮るのが難しい飛行機であるように感じています。個人の感想ですが(笑)

なお、写真の通り、 秋田ー中部線の737復活就航初便は、「東北フラワージェット」での運航となりました。流石にこのアサイン自体は偶然の物であったように思いますが、「初便」という意識がある身からすると、心なしか特別視してしまいました。

6月から7月にかけて、ANAの秋田ー羽田線にQ400が投入された際には、「Q400自体は秋田空港に定期的に就航しているし、機体に行き先が表示されているわけでもないので敢えて撮る必要はない」と豪語してたのですが、それよりもレア度は劣る中部線の737は初日からしっかり撮影に出向くというこの一貫性の無さ、そして737への依怙贔屓感。自分で自分に若干呆れてしまいますが、気分屋さんなので許してください。

そして、この文章を作成しているとだんだん羽田線のQ400も撮っておけばよかった、という後悔の念さえ生じてきました。もはやどうしようもありません。

そしてそれから数分後、新千歳行きの1833便も離陸していきました。相変わらず離陸が早いQ400。737とは対照的に私の正面にやってきた時点でかなりの高度を稼いでいました。

因みに、秋田ー新千歳線にも8月は737の投入予定日が数日程あったのですが、様々な事情により無くなってしまいました。乗る気満々でいたので残念でなりません…

最後に

秋田ー中部線への737-800投入は、冒頭ご紹介の通り、8月17日までの予定となっています。8月10日の時点では、この先も機材変更することなく、737での運航が予定されていますが、このご時世ですので機材変更の可能性も否めません。

見に行かれる方、乗り行かれる方は運航状況の確認と新型コロナウイルス対策を忘れずにお願いいたします(笑)

以上、「秋田―中部線に久々にジェット機が就航した」というご紹介でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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