祝!ANA WINGS 10周年!ロゴ入り機が登場

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あっという間に10周年となりました

日本国内に数多く存在する航空会社の中でも、国内線最大のシェアを誇るANA。そのANAグループ傘下のANA WINGSが今年10月をもって創立10周年を迎えることになりました。運航を開始したのが2010年の10月。2010年がもう10年前と言うことそれ自体がにわかに信じられませんが、それはさておき、皆さんはANA WINGS発足の際に統合された3社を覚えているでしょうか。

① エアーネクスト(NXA)

NXAは、2005年6月より福岡空港を拠点にBoeing 737-500で運航を開始した航空会社。737-500は、エアーニッポン(ANK)との共通事業機材となり、ANK運航便は「73K」、NXA運航便は「73X」と時刻表上での表記も分類されるようになりました。737-500が終焉を迎えた今年6月の段階では、ANA WINGSのみが運航していましたので、最後まで時刻表上で残ったのは、NXAの流れを受け継ぐ「73X」でした。

ANKよりも低コストを重視した航空会社と言うことで運航を開始しましたが、見ている側としては胴体に書かれた「AIR NEXT」の表記のみでその存在を感じるにとどまっていました。

② エアーニッポンネットワーク(AKX)

2001年よりANKが運航していたNAMC YS-11をリプレースする形でBombardier DHC-8 Q300が導入されました。その運航の担い手として設立されたのがAKXでした。その後投入されたQ400の運航も請け負うこととなり、2003年にANKからYS-11が引退して以降は、ANAグループで唯一プロペラ機を運航する航空会社と言う立ち位置となっていました。

後述するエアーセントラルの登場により、「唯一」という看板は外れることになりましたが、主に伊丹空港を発着するQ400運航便とQ300の運航を担っていました。

③ エアーセントラル(CRF)

2005年の中部国際空港開港に伴い、名古屋空港をベースにFokker-50で近距離路線を運航していた中日本エアラインサービス(NAL)を子会社化する形で誕生したのがCRFです。運航機材は、Fokker-50とQ400の2機種。Q400はAKXとの共通事業機材となり、エンジンカウルに元来表記されていたAKXを示す「A-net」の文字の下に「Air Central」が併記されるようになりました。また、時刻表上でのQ400運航便の表記も、Q4A(AKX運航便)、Q4C(CRF運航便)と分類されるようになりました。基本的に中部国際空港発着路線を担当していましたが、晩年は、伊丹空港や新千歳空港発着便も担当するようになっていました。

Fokker-50は、2009年1月をもって引退済み。ラストフライトは仙台ー中部線でしたが、当日仙台空港の大雪のため欠航となり、翌日急遽臨時便としてラストフライトを迎えたというエピソードが残っています。

10周年記念のロゴが一部機体に入れられました

現在ANA WINGSが運航するのは、737-700/-800(共にANAとの共通事業機材)、Q400の3機種があります。このうち737-800とQ400の一部機材の機首部に10周年を記念するロゴが付されるようになったという情報がネットで出回り始めたのは今年8月のことでした。

あまり意識していませんでしたが、そういえば10年たったのかぁ…というのが率直な感想。今やANAの国内線、特に地方空港発着便にとっては欠かすことができない存在となっている航空会社ですので、そのアニバーサリーイヤーを祝うロゴとなると撮りに行くのが礼儀と言うものです。早速ロゴが施されているというQ400がやって来るという情報をつかみましたので、9月18日、秋田空港へ見に行きました。

新千歳空港からやってきたANA1834便、Q400(JA465A)がアサインされていました。2017年12月に導入されたこの機体、Q400の中では今のところ最後に導入された飛行機と言うことになっています。

機首部についている小さなステッカーと言うことで、かなり寄らなければ分からないということで、デッキに上がって再度撮影しました。いいデザインですね。特に、「0」の中にあるトリトンブルーの羽根が可愛らしく、ANA WINGSのイメージにぴったりな気がします

最後に

ANAの国内線の内、4割近い便を担当しているANA WINGS。ANA本体とはまた違ったアットホームな印象を乗客としては感じています。個人的には、大きな組織よりもやや小さな組織の方が好きですので、JAL本体よりもJ-AIR、ANA本体よりもANA WINGSのほうが親近感が湧きますね。

創立した2010年と比較すると、就航路線の規模は明らかに大きくなっているため、もはやANAを単に補完するだけにその存在はとどまりませんが、今後も親会社を抜く勢いで頑張っていただきたいと思います!(こんなこと言っていいのかはもはやわかりません)

最後に、ANA WINGS 10周年、おめでとうございます

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