ANA1764便 石垣ー那覇線搭乗記 短距離離島路線プレミアムクラス搭乗記(2018年8月29日)

搭乗記2018

用事が済んだので帰ります

前日に、JTAの737-400に搭乗し、那覇空港から石垣空港へとやってきました。今回石垣島を訪れた目的は、737-400へ搭乗することのみですので、翌日すぐに那覇空港へと戻ることになりました。

普段はANAばかりに搭乗している私ですが、今回はせっかく往路でJTAを利用したので、復路もJTAにすることも考えました。しかしながら、当時の私は、2018年のANAマイレージクラブ、プラチナステータス奪取へ向けてプレミアムポイントを稼いでいた活動家でもあったため、復路はいつも通りANAの利用となりました。

ここまで3日間は友人と共に移動していましたが、例によって最終日は私一人だけ別行程。宿泊先のホテルから朝早く出発し、東バスターミナルから空港行きのバスに乗車、一路空港を目指しました。バスターミナルから空港までは¥540ですが、空港との往復切符を運転士さんから購入すると片道あたり¥500で移動することができます。

40分ほどで空港へ到着し、まずはデッキへと向かいました。しかし、搭乗機が既に那覇空港から到着していた上、デッキからはボーディングブリッジが被って撮影することができない5番スポットに入っていたこともあり搭乗機の撮影は断念。保安検査を通過することにしました。

出発便案内板によると、今回搭乗するANA1764便が出た後、次の那覇行きは2時間後という表示が出ていました。石垣ー那覇線は実質ANAとJTAの競合路線ですので、両社が比較的近い時間帯で運航していることが分かります。

保安検査場を通過し、ターミナルの左端、5番搭乗口前へやってきました。
座席指定のシートマップを見る限り比較的混雑しているように思われたこの便ですが、搭乗口前は割と空いていました。

6度目バースデーを迎えた737へ搭乗

08:50頃より搭乗のアナウンスがかかり、機内へ向かいました。

ボーディングブリッジへと続く通路から、取り敢えず証拠程度に搭乗機の撮影を敢行しました。今回の搭乗機は初搭乗となるBoeing 737-881(JA68AN)でした。2012年8月29日登録、機齢6年の機体です。丁度この日が日本デビューの6周年を迎える日だったんですね!

前日アップグレードしました

08:56、搭乗となりました。今回の座席はプレミアムクラスの2Kです。

航空券の購入運賃は旅割45だったのですが、前日にプレミアムクラスに6席も空きがあることを確認したので、興味本位でアップグレードしてみました。羽田ー秋田線よりも短い路線でのプレミアムクラスはどんなもんだべ、ということで百聞は一見に如かず。アップグレード代(前日までの購入運賃)¥3,000を支払いこの席に落ち着きました。

このようなことができたのも、アップグレード運賃の改定がなされたことに尽きます。さすがに¥9,000(以前は全路線一律のアップグレード代が徴収されていました)を支払ってまでは変更しようとは思いません(笑)

席に着くと早速CAさんからの挨拶がありました。これは他の路線と何ら変わりないのですが、ドリンクのオーダーも一緒に尋ねられました。こちらは通常、機内食のサーブ時にオーダーをとっているので、早速短距離便らしい対応を経験することができました。

さようなら南ぬ島

09:03にドアクローズ、09:05にプッシュバックと定刻通りに南ぬ島石垣空港を出発した飛行機は、滑走路へ向けてタキシングを開始しました。

タキシング中、空港の周囲に広がるサンゴ礁が見えました。海の色の配色がANAのトリトンブルーとモヒカンブルーのようになっていたので、1枚撮ってみました。ウイングレットもかつての747-400のように上下で2色配色されていればちょうど良かったのですがね…

さて、滑走路までたどり着いた飛行機は、羽田からのANA89便、767-300の着陸を待って滑走路へ進入しました。

B6写ってねえじゃんか!と思われる方は心が濁っていらっしゃるのかもしれませんね。(訳:ボーっとしていたら撮り損ねました。ご了承ください。)

09:14、RWY22から離陸しました。

この空港から737-800で離陸するのは今回が2回目、石垣―那覇線に関しては、初めての737-800搭乗となりました。2018年当時も基本的に737-500が幅を利かせていたこの路線、ANA便に関しては、737-800に乗る方が難しいといっても過言ではありませんでした。2018年8月も、この便は時刻表上では737-500がアサインされていましたが、この日は事前に機材変更がかかっていたようで、737-800での運航となったようでした。

石垣島は沖縄本島の南西に位置しているため、那覇へ向かうには北東方向に飛行しなければなりません。

飛行機は離陸後しばらくすると大きく左に旋回しました。こうしてみると石垣市街地も意外と広範囲に広がっているのがわかります。雲で左側が遮られているのが残念ですね…

短い巡航の始まりです

09:17、ベルトサインが消灯しました。15分後には降下開始となるようでベルトサイン消灯時間も長くないことが暗に示されています。果たしてどれほど飲食する時間が確保されるのでしょうか、楽しみなところです。

※AIS JAPAN 参照

尚、石垣空港離陸後のSIDは、恐らくGAHRA ONE DEPARTURE。既に機首を宮古島の方へと向けている我が737ですが、この後は宮古島の西にあるGAHRAポイントを目指していきます。

早食い競争Round1

石垣空港離陸後は、宮古島上空まで景色を楽しめないということで、この8月だけでもう何周したかわからない「サザンオールスターズspecial」を聴いていると、朝食がサーブされました。事前のオーダー通り、トマトジュースも一緒に登場しました。

飛行時間が短い石垣―那覇線、自ずと朝食タイムも限られます。早速早食い競争スタートです。

因みに、メニューは以下の通りでした。

照り焼きチキンのサンドイッチポテトサラダのサンドイッチ玉子サラダ ビアソーセージ添え ファルファーレのバジルソース和えラタトゥイユルイボスティーゼリーキャベツとパプリカのスープ(合計257kcal)

さて、大々的に「早食い競争!」などと見出しを打ち、煽りに煽っていた今回の機内食でしたが、例のごとく量が絶望的に少なかったプレミアムクラスの朝食でしたので、数分で食べ終わりました(笑)この量だと短距離路線でもかき込んで食べるという概念自体が発生しないようです。検証終了。

それにしてもトレーに上がっている物のうち半分以上を食料以外の食器、お手拭きが占めている時点でなかなかシュールですよね(笑)

09:25、離陸後8分で宮古島の上空を通過しました。

巡航高度の27,000feetから俯瞰する形となりましたが、見える見えないの以前に雲が景色を遮りました。飛行機は島の中央部やや北寄り上空を通過したのですが、雲が無ければ島の南側はこの高度からでも見ることが出来そうですね。

早食い競争Round2

宮古島上空を過ぎると再び洋上の飛行に戻りました。ドリンクのお代わりを勧められたので、同じくトマトジュースをリクエストしたところ、CAさんから「トマト好きなんかお前?」と尋ねられました。トマトは好きですし、秋田にいる時は毎日食べているので「好きです~」と返答すると、トマトとクリームのリゾットも勧められました(笑)

プレミアムクラスでスープを頂いたことは、これまでに記憶にある限りで数回しかないのですが、この圧倒的短距離区間の石垣ー那覇線で頂くことになるとは思いもしませんでした…早食い競争の狼煙が再び上がりました

トマトとクリームのリゾットは、その名の通りリゾットですので、熱々で提供されました。CAさんから、「合わなかったら残しても構いませんので…」と言われましたが、普通に美味しかったです(笑)フライトレーダーを見ながら、降下中の飛行機のキャビンでスープ早飲みの会が開催されたのは言うまでもありません。熱いトマト汁を冷たいトマト汁で流し込むというエクストリームトマトdrinking、トマトファンの方には是非お勧めしたいです

09:44、遠目には沖縄本島が見えてくる中、座間味諸島上空を通過しました。写真に写っているのは縦に長い島の西岸、ここだけエメラルドグリーン感が5割り増しくらいで、俗に言うインスタ映えしそうな姿を呈していました。

続々と到着便がやってくる那覇空港(搭乗機は画面中央に表示されている)。北からのトラフィックがメインであるが、沖縄県内の離島路線などをはじめとする南西方面からのトラフィックも多い。今回は、ジンエアー機の後方を飛ぶピーチ機と、その後を飛ぶジェットスター機の間に入る形でアプローチコースへ迎合した。

この1分前、09:43にベルトサインが点灯し、着陸態勢に入りました。降下中は揺れるとのアナウンスがありましたがそこまで大きく揺れることも無く、高度を下ろしていきました。

CAUTION : ALTITUDE RESTRICTIONS

前日那覇を離陸してきた時同様、南風運用の那覇空港。飛行機は一度沖縄本島の西側から時計回りに旋回して、ファイナルアプローチコースにアラインしました。

機首を滑走路へと向けると、そこから暫く1,000feetで水平飛行となりました。米軍の嘉手納基地の空域との干渉を避けるために、この高度を維持して滑走路へと向かっていきます。基本的に訓練が行われる平日のみこの高度制限がかけられるようで、休日にばかり訪れていた私としては久々の体験となりました。

数分ほど高度1,000feetでまっすぐアプローチし、再び降下。「めんそーれーおきなわ」と書かれた(写ってはないですが)防波堤と搭乗機の影を見ながら着陸です。

09:58、那覇空港RWY18に着陸しました。飛行時間は44分でした。着陸後はE6誘導路で滑走路をバケート、ターミナルへと向かいました。

石垣空港離陸後のアナウンスでは、那覇空港の天候が曇りと伝えられましたが、実際は夏の変わりやすい天候のせいか空は晴れていました。その一方で、下の路面を見ると濡れており、空が水たまりに反射しているという状況でした。少し前に一雨あったのでしょう。

15時間ぶりに那覇空港へ帰ってきました

10:04、那覇空港の41番スポットに到着しました。ブロックタイムは59分でした。

41番スポットは写真の通り、ボーディングブリッジの無いオープンスポットですので、バスに乗って到着ロビーまで移動していきました。到着時は晴れていたので良かったですが、スコールのような雨が降っている時には、オープンスポットは参ってしまいますね…

乗継が続きます…

この後は更に乗継があるため乗継客用のルートを通って出発ロビーへ直接向かっても良かったのですが、お土産を買ってきてほしいと頼まれたので、一度制限エリアから出ることにしました。到着便は軒並み早着だらけでしたが、我がANA1764便とJAL903便のみ4分遅れでの到着だったようです。

次の便の出発が11:05ということで、あまり時間があるわけではありません。この写真を撮ってお土産を買いにANAFESTAへと急ぎました。

短距離路線でのプレミアムクラス搭乗を終えて

画像はイメージです(笑)

長距離路線と比較すると、十分なサービスを享受できないような印象さえ受ける短距離路線のプレミアムクラス利用でしたが、少なくとも今回に関しては、羽田―秋田線のプレミアムクラスよりも余裕すら感じとることができました。短距離路線とは言えども、飛行時間が44分もあった上、乗客も2名のみだったことが、その余裕の根源かもしれません。今度は、区間マイル数がさらに小さく、かつプレミアムクラスが混雑していそうな羽田ー富山線で実態調査に挑みたい、このように思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

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