東シナ海バックの写真が続きます…
前回から引き続き、今回も那覇空港国内線ターミナル4階のガラス越しに、飛行機を拝むことができるエリアで撮影した写真をお届けします。



ANA側のフィンガー、最も手前の31番スポットから、成田行きのANA2158便が出発していきます。
以前この便に乗った際には、本当に国内線かと疑うほどの外国人旅客の数に、機内でも英語が飛び交うというかなりシュールなフライトであったのが印象に残っています。それはさておき、今回は「ターミナルを背に迫力のある姿を写真に収めることができましたよ」というご紹介です。
トーイングバーに接続された前輪が思いっきり曲がり、ターミナルにいる我々に後ろから向かってくるシーン。どれをとっても新鮮に映りました。そしてAPUの穴がはっきり見えるところまで押し出されて止まるわけですから、「お尻フェチ」の方にとってはたまらない場所だと確信しています(笑)




スカイマークの最新機材、2018年8月10日に登録されたばかりのJA73AAを見ることができました。
スカイマークの737-800は2005年から導入が始まり、当初はJA737〇のレジで登録されていましたがそれが飽和したため、2010年に導入されたJA73NAより、JA73N〇での登録に変わりました。そしてこの飛行機から新たにJA73A〇での登録がスタートということで、スカイマークの737も大量に導入されたんだなあという、感慨深いものがあります。
スカイマークは2018年で就航20周年ということで、それを示したロゴがL1ドアの脇に施されていました。

2018年の夏はATRをよく見ました。8月上旬に鹿児島空港へ行ったというのも大きいですが、夏からスタートしたJACのアイランドホッピングルートに使用されているのがATRということで、那覇空港でもATRが一気に身近な存在になった気がします。
この日、鹿児島県内の島々を経由して那覇空港までやってきたのは、ATR4号機のJA04JC。すでに鹿児島空港で撮影済みだった機体でしたので少々残念ではありますが、ホッピングルートが続く限り那覇空港へ足しげく通うことで、ATR42に関しては全機コンプリートも楽々達成することができそうです。

もう15年ほど前になりますが、私が初めて月刊エアラインを買ってもらった時に、全国からピックアップされた空港で撮影した飛行機の写真を掲載しているコーナーがありました。当時幼稚園児で、今のように全国の主要な空港さえもほとんど行ったことがなかった私には、その写真がどれも新鮮に見えたのを覚えています。
その中に、那覇空港で撮影されたANAの747SRの写真がありました。沖縄らしい海を背景に滑走路を走るジャンボ、今でもその写真は脳裏に焼き付いているのですが、それがどこから撮影されたのかは全くわかりませんでした。
しかし、この写真を見て確信しました。まさにここから撮影されたであろうジャンボが私の脳裏に焼き付く写真なのです。前回お伝えの通り、日中に訪れたことがなかったため、これまで気づくことはなかったのですが、引いて撮ってみるとまさにあの沖縄の海をバックに行く青い飛行機そのものなんですねえ、、普段通りアップで撮影していたらまた気が付くことはなかったでしょうから、そうさせなかったJALの777にも感謝です。

日本国内でもとりわけ地方にいると、エアバスのワイドボディー機とは縁もゆかりもない生活を送ります。そのため、私は圧倒的にボーイング派なのですが、A330やA340はまさに「羽を休める」かのごとく優雅に着陸をキメてきますよね。見方によって様々な意見があるとは思いますが、私の中ではA330とA340の着陸が一番綺麗だなあと感じます。
まさにその典型のような着陸をしてきたのが、この中国東方航空のA330でした。




先ほど767でご紹介した大迫力プッシュバック。機種が大きくなればなるほど迫力も増してくるというわけで、今度はトリプルセブンです。
こっちもクソデカいですやん
(↑これ以外の感想は生まれません)
先ほど767が入っていた31番スポットには777は入ることができないはずですので、31番スポットからのプッシュバック大迫力シーンはあれが最大限なのですが、お隣の32番スポットから出発する777もまあ凄まじかったですね。
この写真は広角レンズで撮影しているので、実際に現地へ足を運ばれるとその迫力がより一層伝わるに違いありません。

お昼前に宮古空港へ出発する様子を見送ったアムロジェットが、再び那覇空港へと戻ってきました。ここで雲行きが怪しくなってきていた天候が大きく悪化、スコールのような雨が降り出しました。「またこのパターンか…」と数日前まさに同じ経験をしているためちょっと慣れた気分ではいましたが、やはりとんでもない雨量ですよねえ…えげつないとはこのことです。
そういえば、前回那覇空港へ着陸するアムロジェットを撮影した時も絶賛スコール発動中でしたね。着陸シーンには縁がないのかと悟らざるを得ませんでした(笑)

広島空港からの767が31番スポットへと入ってきました。飛行機を正面から見ることができますので、雨降りともなるとワイパーの動きもつぶさに観察することができました。
飛行機のワイパーって動きがなんだかかわいらしいですよね。普段車のワイパーの低速な動きに見慣れているため、この俊敏かつちょっとおどおどしているような(どっちやねん)動きがなかなか新鮮に見えるものです。ワイパーの動き、注目してみてください。

ガラス越しかつ大雨が降っているとなると、なかなか飛行機にピントを合わせづらく、撮影が大変になってきました。
この写真を撮って一旦この場所を引き上げることにし、当初予定していた瀬長島と米軍嘉手納基地へと向かうことになりました。
瀬長島へ移動しました
那覇空港の南側にある瀬長島。温泉などがあり、世間一般にはリゾート地として認識されていますが、我々航空ファンにとっては、撮影スポットのイメージが先行しているはずです。

この日の那覇空港は、RWY18運用ということで、アムロジェットの離陸のシーンを撮影しました。目的地は宮古空港ということもあり、かなり離陸が早かったせいか、納得のいく写真は撮ることができませんでした。やはり、この場所はRWY36運用時に訪れるのが賢明ですね。
アムロジェットは、胴体下部にも「AMURO JET」のロゴが入っていたのですが、ややポートサイド側に寄って配置されていたようで、そちらも綺麗には見ることができなかったのが残念でした…
米軍嘉手納基地へも行っちゃいました
那覇で撮影会というタイトルにはなっていますが、瀬長島での撮れ高が微妙でしたので、米軍の嘉手納基地へも向かうことにしました。
嘉手納基地の所在地は、沖縄県嘉手納町。タイトルからは逸脱してしまっていますが、その辺は大目に見てください。(瀬長島も那覇市ではなく、豊見城市にあるため、厳密には瀬長島の時点でタイトル破りをしていますw)

内部はしっかり道の駅であるものの、上層階には嘉手納基地を一望できるスペースがあり、実質撮影スポットとなっていた。

続いて向かった米軍嘉手納基地では、近隣の道の駅から基地内部の様子を撮影することができました。米軍の基地の敷地内が丸見え状態というのはいかがなものか?とも思いましたが、離発着する航空機の様子をよく見ることができました。
航空自衛隊の飛行機でさえも明るくない人間が、米軍の飛行機に明るいわけがなく、ただ来た飛行機を撮って終わることに終始するのかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

様々な飛行機がやってくる嘉手納基地では、民間機ヲタクでも楽しむことができるような飛行機も拝むことができました。
737をベースにした軍用機だけでなく、なんと707をベースにした軍用機の姿も拝むことができ、人生で初めてまともに707(みたいな飛行機)を見ることができました。707は今後も実機で飛んでいる様子を生で見る機会はそうそう無いと思われます。個人的にはかなり価値のある時間を過ごすことができたなあという感想です。連れて来ていただいた同行者の飛行機屋さんには感謝申し上げます。
そしてこの後再び那覇空港へと戻ったわけですが、この日は更にもう1フライトついてきます。次回はその様子をお届けします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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