日本1周最後のフライトを前に撮影会
那覇空港から国内最長路線の那覇ー新千歳線、ANA1694便で日本を縦断し、新千歳空港へやってきました。最後にここから秋田空港へ再度南下して、今回の一連の日本1周は終了となりますが、新千歳空港でも2時間程の乗り継ぎ時間を確保していました。
展望デッキが午後順光の新千歳空港ですので、ここで撮影しないという選択肢はありません。早速、沖縄よりも体に合う気候の新千歳空港でヒコーキウォッチングを敢行しました。


この日の新千歳空港は北風運用でした。ターミナルから遠く離れたRWY01Lから離陸した飛行機達がターミナル横を通過する時には、ちょうど離陸上昇中。777であれば、いとも簡単に真横の迫力ある写真を撮ることができます。新千歳空港へ到着した時には、やや雲が出ていましたが、その雲もすっかり消え、光線状態もバッチリです。
那覇空港のデッキと新千歳空港のデッキを比較すると、個人的には後者のほうが撮影しやすいと感じています。そのため、那覇デッキ→新千歳デッキと来ると、一層「新千歳空港最高!」と感じてしまうのです(笑)

沖縄と北海道はともに観光資源に恵まれ、日本の中でも有数の観光地を多く抱えることで知られています。また両者共に陸路でのアクセスが困難、あるいは時間がかかるということで航空需要が高いという共通点もあり、両玄関口である那覇空港、新千歳空港共に国内、海外問わず多くの航空会社が乗り入れています。
そのため、しばしば那覇空港と新千歳空港を比較するのですが、東南アジアからも大型機や中型機が飛来するのはさすが新千歳と言わざるを得ません。
スクートのシンガポール発台北経由の新千歳行き、機材は787-8です。前は787-9で飛来していた気がしますが、冬ダイヤと夏ダイヤで機材が変わったのでしょうか…やはり東南アジアからすると気候が似ている沖縄よりも北海道の雪景色の方が魅力的なのでしょうかね、気になるところです。


北海道の需要の多さに恩恵を受けるのは外資系航空会社だけではありません。国内LCCもそろって新千歳空港に就航しています。中でも成田ー新千歳線はLCC3社が競合する競争の激しい路線。かつてはピーチも就航していましたが、いつの間にか撤退してしまいました。(※ピーチがバニラと統合したため、再びピーチも参入しました)
春秋航空日本は国内LCCでは唯一737-800で運航している会社として有名ですね。親会社の春秋航空はA320で運航しているのに、なぜか子会社は737を運航するというのはちょっとよくわかりません。圧倒的にA320のほうがコストカットにつながったと素人的には思うところです。
春秋航空日本は、国内主要空港には成田空港と新千歳空港のみに就航しています。新千歳空港で見るのはこれが初めてでした。

韓国LCC、T’way航空。何やら特別塗装機のようですが、ここまでくるとよくわかりません。こちらがwhy?というかwhat?っていう感じです。
チェジュ航空の東方神起(であってましたっけ?)くらいは知っていますが、よくわからんアニメのキャラクターは勘弁してください…

那覇空港にも就航している吉祥航空、こちらも新千歳空港に就航しています。ANAとマイレージで提携しているはずですので、この会社はLCCではありません。撮影記録を調べると1機だけ関西空港で撮影した以外は、全て那覇空港と新千歳空港で撮影していることが判明しました。
何やらJALのタラップ車と競争しているように見えたのが面白く、撮ってみました(笑)


ボーっとしていたらハワイアン航空のA330がやってきました。そういえば就航していたな、と思うほど記憶から抜けていました(笑)
羽田空港でも何度か撮影した記憶がありますが、明るい時間帯に見るのはおそらく初めてな気がします。やはり南国の航空会社であるJACと同様、垂直尾翼のねーちゃんが頭につけているのはハイビスカス。これを見ただけで北日本の人間は異国情緒に近いものを感じざるを得ません(笑)
かつては仙台空港にも就航していたハワイアン航空、その時は新千歳ー仙台ーホノルルの経由便で運航されていた気がしますが、現在は仙台寄港がなくなり、ホノルルまでノンストップで運航されているようです。


相変わらずJALの小さな特別塗装機、塗装と言うか、ただのステッカーだと思いますが、東京オリンピック関連のものだそうです。
2020年に控える東京オリンピック、JAL、ANA共にオフィシャルスポンサーですので、「行こう 2020ジェット」やANAでは公募で「Hello 2020 Jet」を就航させていますが、このプチスぺマは将来どれほどのヒコーキファンの記憶に残ることになるのか、というか既に存在自体忘れ去られているような気がしてなりません(笑)
記憶に残るJALの777-200の特別塗装機といえば、デビュー当初のスタージェット、レインボーセブンに始まり、ムシキングジェット、先得ジェット、たまごっちジェット、嵐ジェット、わくわくアロハ計画のやつ(正式名称が分かりません)、ワンワールド塗装、サマンサタバサジェットなど挙げればきりがありません。すでに引退へのカウントダウンが始まっている機種でありますが、この先も、また特別塗装機が登場するのを楽しみにしたいです。(大きくて目立つのがいいですね)


前日に羽田空港から那覇空港まで搭乗した777-300、JA751Aとここで再会を果たしました。もっとも、そうは言ってもANAの777-300は基本的に羽田ー新千歳、那覇線がメインの運用ですので、これくらいで感動の再会と言っているようではマズいです(笑)

先ほど離陸を見送ったバニラエアが成田空港から再びやってきました。
バニラエアはリゾート路線を中心に路線展開をするということで、奄美大島空港へ就航するなど、国内同業他社とは少々異なる路線展開をしているのが特徴的ですが、競争激しい新千歳ー成田線でも便数を最も多く設定しており、この路線のシェアトップを走っているのだそうです。(※LCC北海道で空中戦!① 2018年2月17日放送 TVh「けいナビ」)
北海道もリゾートと言えばそうなのですが、この路線でターゲットにしているのはビジネス需要なんだそうで、マイレージサービスなどを徹底的に排除するLCCのビジネスモデルに反して、ポイントプログラムを設定することもそのシェアを高める一因になっているんだとか…
そんなことはさておき、またバニラエアの正規の通常塗装であろうA320を見ることが出来たので満足です。(※上述の通り、バニラエアはピーチと統合してしまいましたからね)




那覇空港から先ほど乗ってきた737-800、JA70ANを見送ってデッキでの撮影は終了となりました。
時刻は17:30に近くなり、あたりもだんだん暗くなってきたというところ、沖縄と同じような時間感覚ではいけません。
この後はお土産を買い込み、札幌ラーメンを食べて次のフライトへと備えました。
短い時間でしたが、トリプルセブンからプロペラ機、大手からLCCに外資系とバリエーション豊かな飛行機を見ることができる新千歳空港、今後もたくさんお世話になりたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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