辛うじて逆光回避の那覇デッキ
羽田空港からANA475便で那覇空港へとやってきまして、この日はあとはノープラン。丁度天候も微妙に悪く、午後逆光の那覇空港のデッキでヒコーキウォッチングでも支障なしと判断しデッキに上がることにしました。
今回は私の父も一緒にここまでやってきました。父が那覇空港を訪れるのは2014年にANAのジャンボが引退するから、と乗りに来てから以来4年ぶりとなったそうです。マイルやPPを獲得する修行層でもない限り、これが普通なんだなあと時々我に返ることも重要です。

引退が近いANAウイングスの737-500にも2018年に入ってちょっとした変化が現れたということで、機首部にスターアライアンスのロゴマークが付けられるようになったということに関しては、既に何度も取り上げている通りです。しかし、このJA300Kのスタアラロゴ、なんだか半分剥げてますよね…(笑)
まだロゴがつけられて随分と時間がたっているわけではないのにどうしてこうなったのか、謎です。被雷とかすると塗装ハゲたりするんでしたっけ…

2017年に続いて2018年も北九州ー那覇線を運航したスターフライヤー。2017年はその姿を見ることができなかったので、那覇空港で見るのは初めてでしたね。ありそうでなかなかない組み合わせとはまさにこのことです。
スターフライヤーは全席シートモニター完備、座席数も同じA320を使用する国内他社と比較すると少なく設定されており、長距離便ではその快適さが一層感じられるのではないでしょうか。私はまだ乗ったことがありません…

2018/08/25 ROAH JTA 737-8Q3 JA02RK NU621 to New Ishigak
訳あって昨年冬からここ、那覇空港は何度も訪れているのですが、その間にうちなーの翼、JTAでは737-400から737-800へのリプレースが進行していました。
JTAの737-400は2019年3月での引退が発表されており(※2019年5月をもって引退)、8月の時点でも徐々にその機数を減らしていたのですが、それを強く実感するのは、視界に入る737-400と-800の比率が変化してきたこと。これまでは737-400が優勢だったのですが、この時は737-800が優勢でした。時間帯にもよったのでしょうが、確実にリプレースが進行し、737-400の引退が迫っているのだなあ、と感じましたね。


衰えることを知らない東アジア地域からの沖縄人気は、那覇空港を発着する中華系の航空会社の便の多さを見ればよく分かります。ドラゴン航空のA330なんてこれまで見たことがありませんでした。記録を見ると案の定初めて撮影したようで、確かにその存在は知っていましたが、まさか那覇空港で初めて撮影することになるとは思いませんでした(笑)
しかもこのA330、Airfleets.netによると1992年に初飛行したようで、その辺のANAの767もびっくりの長寿なんだそうです。2013年よりキャセイパシフィックから移籍してきた機体ということでした。


こうなればキャセイドラゴンに続いて他の会社もA330で飛ばしてくれればいいのですが、上海からのこの両社はA320での運航。吉祥航空は那覇空港で何度も見ていますが中国東方航空は初めて見ました。中国のメガキャリアは他に中国国際航空が北京線と天津線を運航しており、中国南方航空の参入が待たれるところです(笑)


あむろちゃあああーーーん!!!!(イモト風に)
この写真を撮影していた時は、まだ安室ジェットもご本人様も現役だったんですよね。JALのサイトでも運航される便が表示されており、熱心なアムラーさんの方が着陸からブロックインのところまでを動画にて撮影していたのが印象的でした。
JALと言えば他にも嵐ジェットなどがありましたが、その時も熱心なジャニーズファン、嵐に限ってはアラシックと呼ばれるファンの方が、空港のデッキで必死に撮影されていたという記事を様々目にしました。この安室ジェットも全国各地の就航地でそのように安室ジェット旋風を巻き起こしていたのかもしれません(笑)

と、安室ジェットが降りてきて間もなく、空港の南側にあった雨雲がやってきまして、大雨が降りだしました。俗にいうスコールというやつですね。話には聞いていましたが、まあえげつない雨量でした。その上、その雲をもたらした南風が雨を横に吹き飛ばします。屋根のある場所に移っても雨と風にしてやられるという困ったパターンです。
それでも飛行機のオペレーションは通常通り。スコールの中、中部空港へ向けてANAの767が出発準備完了、プッシュバックしていきました。


2018/08/25 ROAH ANA 777-381 JA754A NH477 from Tokyo HND

激しいスコールに見舞われている那覇空港では、それに負けじと国内大手2社の777-300がコラボしてくれました。
ANAでは専ら羽田発着路線のみに充当されている777-300ですが、JALでは伊丹ー那覇線にも年間通して777-300がアサインされています。経営破綻以降機材のダウンサイジングが一層進行しているJALグループですが、この路線に関しては唯一の例外といっても過言ではないでしょう。
かつてJALグループでは「スーパーリゾートエクスプレス」という名の特別塗装機を那覇発着路線を中心に運航していました。国際線でもリゾート路線を中心に「リゾッチャ」塗装のジャンボ機やDC-10が運航されていましたが、その国内線版というわけです。
今でもこうして伊丹ー那覇線に大型機を投入し続けるのは、需要が多いのはもちろんですが、過去のこういった経歴を踏まえてのこともあるのかな、と個人的には思うところです。

6月に那覇空港へやってきたときにもご紹介した首都航空。首都なのに北京から来ていないゾ、という件も2回目です(笑)
まあ名前だけは特徴的ですぐ覚えることができましたが、塗装に関しては特に特徴的というものでもないですね。いかにも中国のビッグ3以外の1社という感じです。これ以前に2レターコード「JD」が割り当てられていた日本の某航空会社は、某航空機メーカーのハウスカラーをそのまま自社塗装に採用してしまうという歴史がありましたから、それほどのインパクトが欲しいものです。

宮古空港からANAウイングスの737-500がやってきました。こちらも6月に宮古空港へ向かう際に那覇空港から搭乗した機体です。
ジャンボの時もそうでしたが、私の搭乗経験がない機体がどんどん引退してしまい、残るのは搭乗済みの機体ばかりというのが737-500でも発生しています…
メインギアのところを見るとわかるのですが、一気に降りまくった雨があっという間にエプロンに溜まってしまったようで、飛行機も水を跳ね飛ばしながらタキシングしているのが印象的でした。


私が羽田空港から乗ってきた777-300がANA474便として羽田空港へ折り返します。
ここで32番スポットに入っていたANA474便、JA751Aと先ほど到着したANA477便、777-300のJA754Aがかぶりました。
JALの777-300同士のツーショットであれば過去に何度か撮影しているのですが、ANAのそれはかなり新鮮だったので、これが初めてだったように思います。夏のハイシーズンであれば、輸送力増強の観点から777-300が普段以上に投入されやすいように思いますが、まさに繁忙期の那覇空港らしい写真を撮ることができたように思います。

冒頭で紹介したスタアラロゴが半分剥げている737-500(JA300K)。
スターボードサイドは剥げていましたが、ポートサイドは大丈夫でした。まあそんなものは飛行の安全性にはまっっっったく影響ありませんので、元気よく今度は福岡空港へと出発していきました。


こちらのスカイマークの737を撮影して那覇デッキでのヒコーキウォッチングはお開きとなりました。以前もご紹介した通り、那覇空港のデッキは19:00で営業終了なのです。夜間も離発着が多い空港だけありますので、今後の時間延長に期待したいところです。
この後はANAのマイルがたまる空港内の蕎麦屋さんで夕食をとったのち、ゆいレールで小禄駅に隣接するイオンへと向かいました。父が一緒とは言え行動は普段と何ら変わりはありません。普段どおりが一番です(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。(※文中のダイヤは2018年夏ダイヤを参照しています)
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